ダッチオーブン

コンベックのダッチオーブン

キャンプブームが定着した昨今、ひとつは持っておきたいダッチオーブン。最近では、家の中でもアウトドアアイテムを使うのが密かに流行っていて、ダッチオーブンの二刀流使いも増加中なのだとか。しかしながら、自宅でも映えるダッチオーブンとなれば、難しいのがセレクトです。王道のアメリカ製ではワイルドすぎるし、機能性に徹した日本製だと見た目が真面目すぎる・・・。そんななか、彗星のごとく今秋日本に登場するのがオランダのコンベックです。

オランダが誇る鋳造技術によって、リサイクルの過程で徹底的に不純物を取り除き、高品質な鋳鉄として復活させることに成功しました。

ダッチオーブン誕生の歴史には諸説ありますが、そのひとつが300年以上前のオランダの製造技術に起源があるとするもの。しかしながら、オランダでの生産は長い間途絶えており、2016年にその不名誉に待ったをかけたのが、オランダ人デザイナーのマーク・スビエール氏でした。コンベックというブランド名には、“オランダでもう一度ダッチオーブンの生産を再開させる”と“廃材にもう一度息を吹き込む”という2つの思いが込められていて、その名に恥じぬ100%リサイクル素材で生産。オランダが誇る鋳造技術によって、リサイクルの過程で徹底的に不純物を取り除き、高品質な鋳鉄として復活させることに成功しました。

一般のダッチオーブンより鍋や蓋が厚手なので、優れた蓄熱性と調理に理想的な均一の熱回りを実現。6mm厚の底面によって食材全体に火が回るため、焦げ付きの失敗も少ないのです。さらに、蓋の内側にサーキュラーラインと円状に配置された突起があり、これによって鍋の中で蒸発した水分を循環させ、旨みを食材全体に行き渡らせることができるのだそう。そして、デザイン面に目を向けると、ヨーロッパ生まれらしいモダンな雰囲気にアナログのサーモメータ―が男ゴコロをくすぐるではありませんか。このサーモメータ―はもちろん伊達にあらず、揚げものを作るのだっておまかせあれ。突如現れた第三の選択肢、巷では数少ないオランダ製のアイテムという希少性だけでも買わずにはいられないはず。9月発売。径24×H14cm32000円。

(問)アスプルンド
03-3769-0788
https://www.asplund.co.jp/

※表示価格は税抜き


文/トライアウト

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