【異色コラボ】スピングル×ビブラムの進化系ドレススニーカー

名物ソールを思い切って禁じた新ドレスニがめちゃくちゃアリ！

【スピングルのSP-1307】

濡れた路面や起伏のある地形でも高いグリップ力を発揮するヴィブラムメガグリップソールをベースに、スピングルとヴィブラムの代表的ソールパターンを組み合わせた新開発ソールを装着。横からはシンプルなルックスだから、クラシックなデザインを損なわないのが良い。ドレス感あるアッパーはしなやかなカンガルーレザー製で、履きはじめから即足に馴染むのも魅力。2万9700円。

悪かないずど製法

え、これスピングル？　思わずそんな声をあげてしまいました。ご存知の通り、スピングルと言えばアッパーを巻き込むようにグイッと反り上がったソールが特徴。釜に入れてアッパーとソールを圧着する、伝統のバルカナイズ製法を遵守するがゆえのデザインですが、コチラ、横から見ると至って普通のソールですから。

お馴染みの“巻き上げ”もここに発見！

しかもソール裏にはなぜかあの黄色のロゴが鎮座!?　なんとこのソール、ビブラム社のメガグリップソールをベースに、両社で共同開発したものなんですと。

ビブラムソールはこのために0から作成

しかも製法は安易なセメントではなく、ちゃんとバルカナイズ！　ビブラムソールはゴムの配合が特殊なため、窯入れ時に何度も失敗したそうですが、苦労の甲斐あり、品と程よいボリュームを兼備したまさに今欲しいルックスに。

むろん履き心地もグリップ力も最高ですから、悪かないどころか、ドレスニの新定番に認定しても異論ないのでは？

上品なカンガルーレザーでビジネス使いも◎

（問）スピングルカンパニー東京支店
☎ 03-3871-2171

 
※表示価格は税込み

［ビギン2025年12月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。