雨でも映える!テンション上がるフェス装備7選【夏山フェス攻略】
【夏山フェス:ブチ上げ着こなしの型】
うだるような暑さの中、ときに土砂降りに遭いながら音楽に酔う夏フェス。この場を最高に楽しむ近道は、アウトドアギアの活用にあります。急な悪天候に見舞われることも多い山フェスでは、ギアによる雨対策も重要。とはいえ、機能性だけに寄っては面白くありませんから、気分がブチ上がるセレクトで攻めまくるべし。
あいにくの雨でも気分をブチ上げる!
【決まり手】派手押し倒し
山の天気は変わりやすいとはよくいわれますが、フェスでその洗礼を浴びた人も多いかと。できれば降ってほしくない雨も、フェスに限っていえばそれがまたスパイスになったりするもの。だったらもう、全力でこれを楽しむのが正しき道といえましょう。
てなわけで、レインポンチョの「派手押し倒し」。街で見かける透明や無地のそれには目もくれず、人目を惹く派手柄のそれを着て雨を迎え撃とうじゃありませんか!
モデルが着ているタイダイ柄のポンチョは、その道の雄たるキウの一着。フェス会場に映えるサイケデリックで陽気な大柄は、友人や家族から見つけてもらいやすい、な〜んて密かなメリットもあります。
また、さすがは傘メーカーに端を発するブランドのそれとあって、耐水圧も2万mmと最強レベル。嵐にも耐えうる高い防水性能で、なんとも頼もしい限りです♪
派手柄ポンチョといえばのキウより、とりわけ華やかな一着
土砂降りにも心強いツバ付き&ハイネックフードを装備
KIU[キウ]
スタンダードレインポンチョ2ND
タイダイ調のグラフィックが目を惹く、ど派手なレインポンチョ。耐水圧2万mmを誇るコーティング生地&ツバ付きのハイネックフードが、降り注ぐ雨をしっかりシャットアウト! フードや袖、背にはリフレクターが配されていて、夜間も安心だ。7920円(キウ)
[収納時]
他にもこんな派手ポンチョが
ボタンを全部開ければまさかの敷物に!?
gym master[ジムマスター]
ハッピーペイントプルオーバーレインポンチョ
直線基調のパターンにより敷物としても使えちゃう、ナ〜イスアイデアなポンチョ。生地は耐水圧1万mm、透湿度1万g/m²とハイスペックで、大雨でもへっちゃらだ。多様な人種の人たちの顔をプリントした陽気な絵柄もまた、フェス向き。8690円(グランドワン)
[収納時]
ハイスペックなボディにトライバル調の柄が映える
mont-bell[モンベル]
プリントトレッキングレインポンチョ
薄手&軽量にして、耐水圧5000mm以上を誇るハイドロプロ2レイヤー素材を用いた一着。縫い目にも同素材のシームテープ処理を施し、ジップも止水性の高いそれを採用。ハイスぺな派手柄ってのが最高でしょ? 1万450円(モンベル・カスタマー・サービス)
[収納時]
初開催は1997年。当時の会場は山梨県の富士天神山スキー場で、台風直撃の中で敢行した初日は、レッチリがステージに登場するも機材を叩き壊し、約30分で終了。2日目はフェス自体が中止になり、伝説となった。それもあってフジロック=雨の印象が強いが、会場が苗場スキー場に移った1999年以降の開催日における降水量(新潟・湯沢)を見ると、実際に半分以上の確率で雨が降っているというデータもあるそう。雨対策の大切さがわかる。
【決まり手】
長靴払い/薄底払い
雨のフェス会場の足元といえば、定番は長靴かサンダルの二択。甲冑が如く長靴を履いて雨に臨むか、足軽なサンダル履きで臨むかの両極端に分かれます。好みですからどちらも正解。であれば、お気に入りを選んで気分をブチ上げようではありませんか!
「長靴払い」派におすすめしたいのは、イリノイ発、漁師のために作られたエクストラタフの一足。読んで字の如く、超がつくタフな作りのその長靴は、一方で柔軟性も◎。トウスプリングが強めで歩きやすさにも定評があり、フェスの足元にもうってつけなのです。
翻ってサンダル派に勧めたいのが、人気再燃のベアフットサンダルによる「薄底払い」。ベアフットのよさは、直に大地を感じられるところ。なかでも、ゼロシューズの写真のサンダルは極薄にして水場でのグリップ力も高く、これまた雨のフェスにぴったり♡なのです。
すっぽり覆えば無論安心
【決まり手】長靴払い
アラスカンスニーカーの名で親しまれる最強の漁師靴
XTRATUF[エクストラタフ]
15 プレーントゥー ガセット
米・イリノイ発、そもそもは漁師向けの防水ブーツとして誕生したこちらは、濡れた甲板上でも滑りにくい、グリップ力抜群のラバーソールを搭載。ネオプレーンライニングを貼ったラバーアッパーは柔らかく、履き心地にも定評がある。2万7500円(フォアマン)
濡れた甲板で滑りにくい高グリップソール
[他にもこんな長靴が]
クルクルッと丸めて携帯できるフェス定番
日本野鳥の会
バードウォッチング長靴
野鳥との出会いを求め、ときにぬかるみに入るバードウォッチャーに向けてデザインされた本格派にして、フェスで見かけることも多いお洒落さん御用達。クルクルっと丸めて収納&携帯できるほか、内側に折り畳んで短丈にすることも可能。6930円(日本野鳥の会)
内側に折り畳んで短丈にすることも可能
2005年に英国で開催されたグラストンベリー・フェスティバルにてスナップされ、大きな注目を集めたのが、女優ケイト・モスがハンターのレインブーツを着用している姿。これが洒落てる~♡と、大流行することになったそうな。
“ベアフット”で大地を感じる!
【決まり手】薄底払い
大地とガッチリつながる激薄ソールのサンダル
XERO SHOE[ゼロシューズ]
メンズ アクアクラウド
米国発のベアフットシューズ専門ブランドより、水辺のアクティビティも安心のトレッドパターンを備えたサンダル。クッション性を極力省いたしなやかなソールは足の自然な動きを妨げず、まさしく“素足感覚”の履き心地をもたらしてくれる。8140円(ケンコー社)
水辺で高いグリップを発揮するトレッドパターン
[他にもこんなサンダルが]
高耐久&リソール可能なビブラムソール搭載!
BEDROCK SANDALS[ベッドロックサンダル]
ケルンエヴォ3Dプロサンダル
モンタナ州ミズーラ発のサンダルブランドによるこちらは、3D形状のフットベッドが良好なフィット感をもたらすハイエンドモデルだ。路面状況を選ばずグリップを発揮する、ビブラム謹製メガグリップソールの搭載もまた非常に心強い!2万6400円(サークルズ)
2010年の書籍『BORN TO RUN』のヒットと併せてブームとなった、ベアフット。健康志向のランナーに好まれたが、その後厚底トレンドの影に。が、近年人気が再燃。新製品が続々登場し、ファッションシーンでも注目されている。
※表示価格は税込み
[ビギン2025年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。