連載 フィッシング × ファッション=“FISHION(フィッション)”
「バス釣りといえばデニム!」と断言するバスプロアングラーが愛するグレースタイル
一昔前まではオジ趣味筆頭だった釣りですが、今は釣りファッションが市民権を得るなどだいぶ潮目が変わってきた模様。というわけで、本連載ではフィッシング × ファッション=“フィッション”と命名。釣り人と洒落者の顔を併せ持つアノ人の「釣りと服」のちょっとイイ話を、釣先案内人の河原塚さんとレポートします!

ゲストリスト セールスマネージャー
[釣先案内人]河原塚 恒太さん
人気デニムブランドを数多くプロデュースするゲストリストのセールスマネージャー。バス釣りをメインに、最近はニジマス釣りにハマり中。過去ロケは自身のインスタにて発信→@kawarazu_k
千葉県の霞ヶ浦沿岸に構えるマリンスポーツのメッカ。もともと鹿島海軍航空隊の水上戦闘機の練習場跡地だった複雑な地形で、バスが居ついている。
[SPOT]大山スロープ
[DATE&TIME]5/25
[WEATHER]☁(くもり)
[TEMPERATURE]20℃
[TARGET]ブラックバス
バス釣りといえばデニム! スポーティなグレーと合わせるのが気分だね。
プロアングラー 橋本卓哉さん
国内バストーナメントで数々のタイトルを持つトッププロ。生粋のトーナメンターで、ルアーの開発などマルチに活躍し、サーキットレーサーとしての顔も持つ。
河原塚(以下、河):本日のゲストはバスプロアングラーの橋本さんです。よろしくお願いします!
橋本(以下、橋):よろしくお願いします。
河:関東のフィールドをメインに活動されていると思いますが、霞ヶ浦はよく来られますか?
橋本:自分のルーツと言ってもいい場所だからね。トーナメントの初優勝とか、入賞も何度かしているし相性が良いのかも(笑)。
河:僕もバス好きなのでよく来ますが、「デスミガウラ」って異名があるぐらい決して簡単な場所じゃないですよ! ちなみにいつ頃からバスプロを目指したんですか?
橋:元々バイクが好きで、10代の頃は本気でサーキットプロを目指していたんだけど、色々あってその夢は断念しちゃって。通っていたサーキットが筑波にあったこともあって、茨城はバス釣りのメッカだし趣味でやってたんだけど、サーキットプロを諦めた頃から本格的にのめり込んだね。
河:そうなんですね! インスタを見るとたまにガチの橋本さんのレーサー写真が載っていますが、合点がいきました(笑)。それにしても愛車もカッコいいですね! ランクルですか?
橋:そう、ランクル200のフレックスドリームさんカスタム仕様。カスタムは挙げたらキリがないけど、牽引してるバスボートとの相性も考えてボディカラーは最近マイブームのグレーカラーで、統一感にはこだわってる(笑)
河:なるほど! 車+トレーラー+バスボートで完成するビジュアルということですね。内装も見ていいですか?
橋:ぜひどうぞ。
河:うわっ! シートのこの柄はもしかしてペンドルトン?
橋:そう、本革とペンドルトンのコンビネーションシート。それぞれ経年変化も楽しめるし気に入ってて。
河:バイクの話といい、橋本さんの乗り物愛をひしひしと感じます……。乗り物の話で尺が埋まってしまうので、そろそろ服の話を(笑)。ズバリ、今日のコーディネートのこだわりは?
橋:ダイワにスポンサードされていることもあって、普段はダイワのウェアが多いかな。ただザ・釣り人的な恰好はあまり好きじゃなくて、そのまま遊びに出掛けられる様なカジュアルでいて機能的な恰好が好き。今日のコーディネートはトップスがダイワのシェル、デニムはニードバイ、スニーカーはニューバランス、見えないけどソックスはビブソックス。こう見るとやっぱりグレーカラーチョイスが多いね(笑)。
愛用のニューバランスももちろんマイブームのグレーをチョイス。高いクッション性と衝撃吸収性を備える「ABZORB」を搭載した「90/60」で、デニムとの相性もバツグンだ。
河:統一感が徹底していて潔いです。デニム姿も似合っています!
橋:バス釣りが最も盛況だった’90~’00年代はエヴィスジーンズをよく穿いてたし、デニムは今でもワードローブの一つ。やっぱり外せないね。
河:スポーティーな恰好に合わせるだけでサマになるし便利ですよね! じゃ折角ここまで来たので続きは釣りをしながらにしましょうか!
(ボート移動)
橋:今日みたいな風の無いローライトの日はポッパーが有効かと。……っと出たっ!!
Fish ON!
河:うゎデカッ!! 40UPは軽くいってますね! デスミガウラの異名を持つ難関フィールドでいとも簡単に……お見事です!
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[ビギン2025年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。