[4位]今月のいいモノランキング
開発に4年。“唯一無二の革”で仕立てた「クロセッタ」がすごい!
海外メゾン採用革レベルの美発色がず〜っと持続!
【クロセッタの漆黒】
履き物の聖地・奈良県で熟練の職人たちによって一つひとつ手作業で作り上げるKURo Setta(クロセッタ)の雪駄をベースに、家具用レザーで国内シェアNo.1を誇るカワゼンレザーが開発した特殊なレザーを採用。革以外にも、擦れにくくフィット感に優れた“鼻緒”、足の形に合わせて自然に馴染む“天板”、軽量EVAソールを採用した疲れにくい“底”、全てに高い技術が詰まった一足だ。3万3000円。
欲しい♪
諸説ありますが、雪駄の考案者はかの千利休とも。雪の上や水を打った露地を歩いても足が濡れないよう、草履の裏に革を張ったのが始まりなのだとか。へぇ〜。それから約5世紀後の2025年、雪駄の最高到達点がこちら!
見事な“漆黒”を称えるのは、「カワゼンレザー」渾身の極上革。海外メゾンが使う革にも劣らぬ発色性と、湿度の高い日本でこそ真価を発揮する堅牢性を兼備したこの革の開発にかかった月日は約4年。理想の顔料と設備を求めて欧州を巡り、日本の気候に合わせてチューニングを重ねて完成した、唯一無二のレザーなんです。
特筆すべきは、“超微粒子顔料”による発色と色持ちの良さ。従来のレザーにありがちな色褪せや色落ちを克服し、さらに家具仕込みの摩耗強度も備えているため、美しい黒がず〜っと長持ちするんです。慎ましくも奥深い、次世代雪駄の佇まい。侘び寂びを旨とした天下一の茶人が現代にいたら思わずポチった……かも!?
軽くてフッカフカな履き心地のEVAソール装着
ドレッシーなスラックスにもハマる品の良さ
(問)96KURo-design
https://www.96kuro.com/
※表示価格は税込み
[ビギン2025年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。