「デニムって何買えば正解?」その答え、ベルベルジン・藤原裕さんが持ってます
既存のメディアに頼らず自ら行う情報発信は、ファッション業界でも今や当たり前。なかでも圧倒的なフォロワー&再生数を誇るのが藤原さん。服飾業界のYouTube界隈を牽引するバズの虎の藤原さんに、SNSへの向き合い方と、自身の着こなしについて語ってもらいました。
「レギュラーフィットこそ自分のものにする」
ヴィンテージデニムの考古学者
ベルベルジン ディレクター
藤原 裕さん
ベルベルジンのほかに、さまざまなブランドのディレクターとしても活躍。親交のある草彅剛さんの公式YouTubeへの出演も画策中。
90年代に血眼で憧れた大人だけでなく、今やZ世代も争奪戦に加わった近年のヴィンテージブーム! そんなムーブメントのバズの虎といえばご存知、ベルベルジンの藤原さんです。
まずはYouTubeを始めたきっかけを聞くと、スペシャルなヴィンテージ揃い! の、ベルベルジンの地下の印象が一つの理由だそうで(笑)。「2018年に始めましたが、若いコがウチの地下に下りるのが怖い、という声を聞いて。そんな行きづらい雰囲気をなくしたい(笑)。優しくデニムを教えてくれるトコなんだ、という印象を持ってもらえるよう始めました」。
すると18年末には、ヴィンテージデニムを糊付けし、鬼ヒゲに育てる動画が大バズリ!(25年4月時点で70万回超え!) これを観た木村拓哉さんが、自身のYouTube収録で来店。リーバイス × ベルベルジンコラボモデルを購入して育てる、“儀式”動画もバズり、Gジャンとデニムのセットアップスタイルで装う若者も街に溢れ出しました。
「デニムのセットアップは僕にとっては定番だったので、こうして魅力が広まってくれたことは嬉しいですね。あとヴィンテージデニムアドバイザーとして、個人的にはワイドでも細身でもなく、時代に流されないレギュラーフィットを押さえておくことがオススメ。」
「これを軸に、今ならトップスはややワイドにして、ネイビートーンで揃えてみたりと、気分で遊んでみる。板に付いた自身のデニムスタイルが確立されると思います」
「ネイビー好きで、最近は502ビッグEと、90sラルフ・ビッグポロのネイビートーンが気に入ってます。ビッグポロはポニーが右裾にあるさりげなさも好み」。足元はスニーカーではなく革靴でキレイめにまとめることが多いそう。ここ2年はオールデンのタンカーOXの使い勝手のよさに夢中!
Youtubeチャンネル「ヴィンテージデニムアドバイザー藤原 裕 CH」
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[ビギン2025年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。