【 2024-25 ビギンベスト100 】第21位〜30位
2024年にHITしたモノランキング「Begin Best 100」
年末恒例・疾風怒涛の100連発ランキング「ビギンベスト100」! 1万円札を諭吉と呼ぶ時代が終わっても、「もうええでしょう」なんてことは一切ございません。さぁ、今宵も一緒にバック・トゥ・ザ・2024!!!
コロンビアのオムニヒートインフィニティ
キンキラキンがさりげなく
[選定理由]
ゴールド裏地の凄いダウンをさりげなく着るだけさ♪
累計約20万点売れた人気シリーズ「オムニヒートリフレクティブ」が「オムニヒートインフィニティ」に進化! 裏地に配置した金色のリフレクティブドットを新パターンに変更したことにより、「効率よく体温を反射して高い保温性を発揮しつつ透湿性も備える」という特性はそのままに、熱反射率が向上したんです。
この裏地を採用したダウンジャケットは軽くて薄くて暖かくてもう最強。三拍子揃ってU-3万円とくれば、I want you baby, Right on!! 「グランドトレックⅢダウンフーデッドジャケット」2万9700円(コロンビアスポーツウェアジャパン)
ダウンの常識を覆した“金”の裏地
断熱材として宇宙探査機のミッションをサポート
氷点下30℃にもなるエベレスト登頂をサポート
ティソのPRX 3mmパワーマティック80
キンキラキンがさりげなく
[選定理由]
小径のゴールドラグスポをさりげなくつけるだけさ♪
歳を重ねてくると昔は敬遠していたゴールドアクセが似合うようになる。そんな説を立て、4月号では“イヤミのない”大人の金時計を提案。その代表例として紹介したのが、35mmの小径サイズによりオールゴールドなのにさりげなくつけられる、ティソ「PRX」の一本でした。
大人がつけるべき“金”の小径
70年代の名作ベースで、ケースとブレスが一体化したソリッドな造形美もラグスポトレンドに合致。このルックスで10万円台前半とくれば、リアルに採り入れられるでしょ? 100m防水。自動巻き。イエローゴールドPVD加工SSケース&ブレス。12万5400円(ティソ)
ピレネックスのバズス
ミリタリー+アウトドアの要素をMIX
[選定理由]
仏の名門“らしさ”をハズすデザインが新鮮だったから
ピレネックスにこんなモデルがあったの!? と本格ダウン好きの間で話題になっているのが本誌1月号で紹介した「バズス」。それもそのはず、ミリタリーの名作フィールドジャケットをモチーフにマウンテンパーカの要素も巧みに注入したデザインは、いい意味でピレネックスらしさを裏切るギア感ムンムンの仕上がり。
そのくせ大人っぽく着られるプレミアムな佇まいを纏っているのは、仏の名門だからこそなせる好バランス! 豊富なカラバリも目を惹き、今季一の人気モデルとなっている模様です。13万2000円(グリフィンインターナショナル)
カラバリ豊富に全7色!
ガチョ〜ン
ガチョウ……じゃなくてダックも驚く!? 新鮮デザイン。耐久性に優れたミニリップストップ生地を表地に採用し、ブランドが誇る上質なフレンチダックダウンをふんだんに充填。
無課金おじさん
[選定理由]
【ドケチじゃないよ】無表情なイケオジに世界中がハートを撃ち抜かれた!
Tシャツ一枚で左手をポケットに突っ込むラフなスタイルでパリ五輪の射撃混合エアピストルの銀メダルを獲得。トルコ代表の51歳、ユスフ・ディケチさんが世界中で話題に。
日本でもオンラインゲームで装備に課金しないことに例えて「無課金おじさん」と呼ばれ、一躍“時の人”になったのでした。ある日本人がSNSに投稿したファンアートを本人がリポストしたところ、インプレッション数は驚異の3000万件超え(!!)。なお、特別な装備を着けない理由は「いろいろな装備を付けるのは私のスタイルではない」から。もちろんドケチだからじゃありません(笑)。
ループウィラー25周年
吊るに恩返し
[選定理由]
生地と記事をともに編んできた両者の歴史の集大成
おめでとう25周年! ありがとうループウィラー!! 2004年、Beginに初登場して以来20年、お世話になった(なっている)編集長の数は計6人。吊り編み生地のように“共にゆっくり編んできた”歴史がありますからね、我らが作らずに誰が作る? というわけで「ループウィラー完全BOOK」をBeginが総力編集!
歴史、生地、製法、別注、最新モデルなどなどブランドの魅力を全網羅&深掘り取材し、貴重なアーカイブ写真&記事も掲載した“世界一正統なスウェット”への愛に溢れた一冊に仕上がっています。すべてのベーシック好き必読! 1700円(小社刊)
Begin別注限定Tシャツは秒殺で完売!
伝説のリカちゃんコラボを元ネタに、本の発売を記念して特別に別注をお願いした“lifeless lifelike.”(生きているわけではないけど、まるで命を感じるよう)Tシャツ。発売後すぐに完売。
ザ・ノース・フェイスのヌプシ ブーティ
暖冬の年は出番少ない……問題をスパッと解決!
[選定理由]
デタッチャブル仕様になって街中でも履く機会が増えたから
極地遠征隊も頼りにするほどの保温力を誇る防寒ブーツの傑作、ヌプシ ブーティに唯一弱点があるとすれば、それは街使いだと暑すぎるゆえに出番が少なくなりがちなこと。性能の高さゆえに生じるそんな問題をスパッと解決してくれたのが、この冬初登場したデタッチャブル仕様です。
防風性に優れたポーラテックウインドプロの履き口部分をファスナーで着脱することでブーツ↔クロッグに変身するから、雪山でも街中でも大活躍。極地スペックそのままコスパの極致に到達した一足なのです。2万6950円(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)
ブーツ⇄クロッグの2wayで着用可能
ブリーフィング × Beginのパスポートケース
お久しブリーフィング
[選定理由]
廃番モデルを久々に蘇らせたビギンマーケットのNo.1ヒット作
コロナ明けの去年と比べ、2024年は出張&旅行する機会も増えたのでは? 久々のトラベル需要に向け、廃番となっていたブリーフィングのパスポートケースをビギンが復刻別注! かつてのデザインをベースに生地を軽くて丈夫な500Dコーデュラ®ナイロンに変更し、パスポートにカード類に紙幣&硬貨にと旅先でなくしたら困るアレコレ一式を収納できるマルチポーチを作ったんです。
旅のアレコレを整理整頓
サコッシュのように肩に掛けて持ち歩けるので紛失の心配もなし。日常シーンでも活躍するとあって、ビギマの本年No.1ヒットに! 1万8920円(ビギンマーケット)
ジュガードフォーティーンのコーヴ
絶調光!
屋内では薄色に、野外では濃色に
[選定理由]
今欲しい要素が全部盛りでU-1万円の神コスパ
新1万円札が発行された2024年、U-1万円界隈をざわつかせたのが、鯖江製にこだわるアイウェアブランド、ジュガードフォーティーンの偏光調光サングラスでした。なんせサングラスに求める要素が全部盛り。
①日本人の顔型に合う設計、②23gの軽量フレーム、③全素材が土に還るSDGs対応、④光の乱反射を抑える偏光機能、⑤紫外線の量に応じてレンズの濃度が変化する調光機能。これでU-1万円とは、目を白黒させずにいられません! 写真の「コーヴ」は、仏ヴィンテージをベースとして現代的に再構築したウェリントン型。9900円(TTIME)
アウールのビジネスパックTシャツ
着こなしのネックを解消
[選定理由]
上品ビジカジTとしてはリーズナブルな価格も嬉しかった
今や市民権を得た通勤スタイル=ジャケットにTシャツINをするにあたり、最大のネックとなるのがジャケットの衿に首が直接当たり、汗や皮脂によって変色&傷みやすくなる問題。そんなお悩みを解消してくれたのが、新鋭アウールがリリースした後ろ衿高でジャケットの衿が汚れにくいビジカジパックTでした。
ジャケットの変色&痛みを防ぐ後ろ衿高
この手の上品Tシャツとしてはリーズナブルな2枚で1万円ちょっとという価格も相まって、発売後2週間で完売→追加生産をかける大ヒットに! 白と白、黒と黒、白と黒、3種のパックを展開。1万1000円(アウール阪急メンズ東京)
ナンガの30周年記念オーロラテックスコンビダウンジャケット
執念作
[選定理由]
長年培った知識、技術、経験を注ぎ込んだ執念の周年モデル
“人喰い山”と恐れられたヒマラヤ山脈のナンガ・パルバット山に由来するブランド名に込められた「登頂が困難だからこそ、皆が登らない所を登る」というポリシーを地で行く執念のモノ作りが炸裂! ナンガの30周年特別モデルはブランドを象徴する生地「オーロラテックス®」と「オーロラテックス®ライト」を組み合わせ、耐久性とソフトな着用感を両立させた史上初のハイブリッドモデル。
オーロラテックス®と
オーロラテックス®ライトをまさかのハイブリッド
厚みも異なる生地を縫い合わせるのは相当手間がかかるため、おそらくこれが最初で最後……。限定モデルにつき買い逃し厳禁ですぞ。8万2500円(NANGA)
※表示価格は税込み
[ビギン2025年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。