オンブレチェックで華やかに! 「インディビジュアライズドシャツ」のフランネルシャツ
肩ひじ張らないライトなネルシャツ選びは
オンブレチェックにゆだネルべし
ビギンでは数々のライトアウターを紹介してきましたが、シャツ型アウターもまたライトアウター。最たる例がコットンフランネルシャツ、“ネルシャツ”でしょう。そもそもコットンフランネルとは、平織りもしくは綾織りで織られた生地の表面を起毛加工させたもの。そのぬくぬくな生地は、コットンでありながら保温性に優れ、かつてのワークやアウトドアシーンでラギッドな男たちの必需品でした。
そして、もう一つの大きな特徴はなんといってもチェック柄。鮮やかな色が交差するバッファローチェックやタータンチェックのそれは、インナー使いとしてアウターの中に重ねると重苦しい冬服を華やかに彩ってくれます。
そんなシャツアウターの一番手であるネルシャツですが、さらにライトアウターとして提案するのが“オンブレネル”です!
「オンブレ」とはフランス語で「陰影のある」「濃淡のある」を意味し、パキっとしたチェック柄に比べ色柄の境目がぼかされているのが特徴。そのぼやけた柄行きは重ね着の幅をさらに広げ、なによりグラデーションから感じる大人なムードはチェック柄の野暮ったさを感じさせません。
品のよさは小オンブレならでは
そこで代表して紹介するのがコチラ。シャツの名手、インディビジュアライズドシャツのオンブレネルです。定番のBDシャツではないからこそ老舗シャツメーカーゆえ作りは確か。このラギッド過ぎない脱力感、これこそまず手に入れるべき第一歩となるオンブレネルの正統といえるでしょう。
INDIVIDUALIZED SHIRTS[インディビジュアライズドシャツ]
フランネルシャツ
クラシックフィットのボタンダウンをベースに、2024年のシーズナルファブリックとして小柄なオンブレチェックのフランネルを展開。NYのウィンターリゾートをシーズンテーマに据えているとあって、ワークっぽさを感じさせない洗練具合はさすがだ。第二ボタンまで開けて着こなしても面白い。4万700円(メイデンズショップ)
カジュアル仕様にアレンジしたカフ
※表示価格は税込み
[ビギン2024年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。