【バブアー】バラクータとのコラボから中間丈・長丈の別注モデルまで一挙紹介！

とことん冬を乗り越えるライトアウター革命
ここ数年は暖冬傾向。本格的な冬到来までの僅かな期間しか着ない、軽めのブルゾンやコートにあまりお金をかけたくない人もいるでしょう。季節の繋ぎのつもりが、着こなしを工夫しながら真冬まで着続けていた…なんてことも多いのでは？ とすれば、軽めのアウターこそ、イイものを選ぶのが賢いと思うんですよ。そこで今回は、大英アウターが暖冬の主戦力だ！！と高らかに提唱。由緒正しき英国ブランドのライトアウターであれば、様々な着こなしを大人に格上げ。ビギンが見繕った英国逸品アウターをぜひチェック！

玄人好みの“中バブ”＆オン使いの“長バブ”もハズせない！
前ページのバブアー × バラクータのブルゾンは、生地にバブアー伝統のワックスドコットンを使用。ガシッとした生地感だからこそ、短丈でも真冬に着てもおかしくないわけですね。

逆にいえば、あれより長い着丈の場合、ワックスドでは秋口や春先にサラリと羽織りたいとき、若干持て余すことも……。じつは創業130周年を記念し、今年は別注バブが超豊作。ノンワックスドで軽快に仕上げた中間丈や長丈モデルも多数登場してるんです。もちろん冴えた素材選びや巧みな加工で、英国傑作アウターの風格と味は健在。

だから真冬の街にもバッチリです。中＆長バブで秋→冬→春をスマートにカバーしたいなら、こちらです！

中間丈・長丈もノンワックスならライト「Barbour」
先ほど紹介したバブアー × バラクータはワックスの“短バブ”だが、中間丈・長丈のバブアーだってノンワックスなら軽快に越冬できる！

玄人好みの“中バブ”

ワックスコットンのトランスポートが人気に

最近のバブアー人気を牽引する「トランスポート」。シャツやニットの裾がチラッと覗く絶妙な丈感が、お洒落玄人の心をくすぐるんですよね。「ボロウデイル」は、そのトランスポートの素材や各部をアレンジした日本限定モデル。こちらも早くも人気沸騰中です。

ジーンズファクトリー別注　ボロウデイル ジャケット

【話題の日本限定モデルに早くも別注作が登場】
日本限定モデルとして注目を集める「ボロウデイル」に、早くも別注を敢行。インラインは、程よいツヤ感のナイロン素材を使用しているが、今作はその生地を変更。ロウを染み込ませたパラフィン生地にバイオウォッシュ加工を施し、まるで経年変化したワックスドコットンのような、独特な柔らかなタッチに仕上げている。衿とボディをグレーがかったベージュで揃えたのもシャレオツ。5万3900円（ジーンズファクトリー 卸団地本店）

古着バブアーに見られる独特のタッチを再現

オン使いの“長バブ”

ノンワックス長バブがビズ向けと話題に

ビジネスでもバブアーを着たい人は、スーツやジャケットの上に羽織れる長めの丈感のモデルを狙うのが鉄則。それがノンワックスド生地であれば、より通勤アウターとして重宝。永世定番の「ビデイル」とコート丈モデルで、おすすめ別注作をピックアップしてみました。

冬の街で目を惹くプラムのようなブラウン

フリークスストア別注　ビデイル

冬の街に映えそうな赤みの強いブラウンの生地は、 撥水性のあるコットン × ポリエステルのピーチスキン素材。ノンワックスながら、着倒したことでワックスが程よく抜けたような生地感を再現している。ビデイルの着丈や象徴するディテールを踏襲しつつ、袖口のインナーカフスを廃し、なおかつ、やや長めの袖丈としたことで、裏のタータンをチラ見せできるように仕上げているのもポイントだ。5万5000円（フリークス ストア渋谷）

折り返しやすいよう袖はやや長めの設定

競馬観戦用のコートを今らしいシルエットに

グリーンレーベル リラクシング別注　ゲームフェアコート

乗馬観戦用に作られた、バブアーの幻のコート丈モデルを復刻別注。オリジナルよりも、肩周りから袖周りのサイズを一回り大きく修正し、程よくリラックス感ある今の気分に即したシルエットに仕上げている。衿立てがキマるよう、衿先にかけてやや幅を短くしているのもさすがだ。品を感じるグレーの生地は、コットン × ナイロンのツイル素材で着用感は軽快。5万6100円（ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 自由が丘店）

スーツと合わせやすいドレッシーな生地感

REPORT!

【ショップ人気No.1はトランスポート】絶妙な着丈や、コーチジャケット的なデザインの魅力から、最近各ショップがこぞって注力する「トランスポート」。2024年も渾身の別注作が続々登場してます！

ハリの効いた生地でシルエットが綺麗に出る

ビームスF別注　トランスポート 2レイヤージャケット

人気の高さから22年秋冬から継続展開している別注トランスポート。生地はノンワックスながらも、特殊な2層構造によって撥水性も抜群だ。ハリ感があるため、コーチジャケットのようなシルエットが綺麗に出るのもいい。クールなブラックを選べば、よりモダンな着こなしが楽しめそうだ。4万9500円（ビームスF）

ドーメル生地を使った大人のトランスポート

トゥモローランド別注　トランスポート

見るからにリッチな風合いの生地は、仏の名門「ドーメル」が手がけたもの。ウールとコットンを高密度に打ち込み、仕上げに弱撥水性を持たせた「トレンチ」という素材で、快適な着用感ながら、耐久性も高い。大人っぽく着用できるトランポートが欲しいなら、絶好のモデルだ。12万4300円（トゥモローランド）

コーデュロイ衿をフェイクレザーに変更

アーバンリサーチ別注　トランスポート コーチ

ヴィンテージライクな生地もさること、一番の目玉は衿をボディ同色の合成皮革にした点。腰のドローコードやポケット口のアレンジとあいまって、よりコーチジャケット然とした印象に。なお衿の変更に関して本国に粘り強く交渉したらしく、この仕様は今回限り。5万5000円（アーバンリサーチ ルミネ新宿店）

 
※表示価格は税込み

［ビギン2024年12月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。