【ニューバランス、パタゴニアなど】こんなのあったの~!? ちょい珍しい新傑作アイテム7選
一流ブランドの新提案をしかと見よ![新傑作図鑑]
トレンドの移り変わりが激しい昨今、“変わらない”のと等しく、時代にアジャストして“変わる”のもまた「傑作」の条件かも。ってことで、さまざまな角度から要所をテコ入れして生まれ変わった新傑作をお届け!
5つのカテゴリーごとに「新傑作」をご紹介!
すでにある傑作に匹敵する新傑作を、いかに作り出すかが各社の腕の見せ所。今回リサーチした結果、その術は概ね下の5カテゴリー。どれも安定感と鮮度を見事に両得している!
・【素材変え系】
・【色変え系】
・【サイズ変え系】
・【復活系】
・【珍型系】
今回ご紹介するのは……
【珍型系】7選
今シーズンはゼロベースで開発された、こんなのあったの~!?な新傑作たちが続々お目見えしています。“珍”とは言っても奇をてらってるわけじゃないから、汎用性も◎ですよ。
“日本リクエスト”で実現した暖冬仕様の中綿アウター
Patagonia[パタゴニア]
メンズ・ウインドシャドー・パーカ
表裏ともにリサイクル・ポリエステル100%生地を採用し、耐久撥水加工(PFC不使用)も施しているので、雨もへっちゃら。両サイドの他に、胸や内部にもポケットを備えているので、両手フリー派にも◎。5万7200円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス)
温かくて耐久性に優れ、ダウンと違って万が一濡れても保温性を損ないにくいリサイクル・ポリエステル原料の高機能中綿。これを適度に装填することで、パツらないのに軽くて暖かい万能アウターに。
こだわりっぷりを直撃取材
「暖冬が当たり前になった日本の気候を考慮して開発された自信作です」
パタゴニア日本支社 マーチャンダイジング部
細野さん
大学卒業後、米国の大手総合小売店で製品開発担当として約10年勤めた後、従来の大量生産よりベターな製品開発に関心を持ち、2015年にパタゴニアに入社。日々本国サイドと連携して製品開発を担う。
酷暑の夏が過ぎてもまだまだ暑〜い! というかここ数年はその暑さが冬まで尾を引いて、なかなかヘビーアウターの出番が回ってこないんですよね。
今作はそんな温暖化の影響を考慮し、日本から本国サイドへリクエストして誕生した=日本の冬にもジャスト!を念頭に置いて開発された新型!
「日本市場では数年前から真冬用の化繊中綿アウターのニーズが高く、本国サイドとは21年頃から対話してきました。バッフル(表面のキルトステッチ)がないデザインや、リラックスしたフィット感など、製品仕様に関していくつかアイデアを出し、それを受けた本国の開発チームが、日本の気候なども考慮して開発した製品なのです」。
オンにもオフにもアクティビティにもハマる面構えも◎だし、ダウンを羽織るほどじゃないけど暖は取りたい、なんて令和の秋冬の特効薬になりそう!
外からステッチが見えない大人な面構えもイイ♪
ウティのカットソー2万4200円(にしのや) オネストのパンツ2万9700円(ノウン) コンバースの靴8250円(コンバースインフォメーションセンター)眼鏡はスタイリスト私物。
“オーロラ”の新作は暖冬時代にベスト!
NANGA[ナンガ]
オーロラテックス スタンドカラー ダウンベスト
格別の保温性と防水透湿性でお馴染みの「オーロラテックスダウン」シリーズより、ベスト型が新登場。ちょっと肌寒い季節から真冬まで着回しできちゃうため、ある意味通常の袖付きタイプよりも便利かも⁉ ゆとりのあるシルエットで、パーカやニットなど厚手のインナーを重ね着した場合でも動きやすい。3万6300円(ナンガ)
ナンガ自慢のオーロラテックスでガンガン防水&透湿
強撚糸を編み立てたハイブリッドカーデ
COOHEM[コーヘン]
ハイツイストウールブレザーカーディガン
度詰めニットで知られる山形の名門ニッターのファクトリーブランドは、金ボタンを取り付けたブレザーライクなカーディガンを新提案。強撚を施したウール糸とポリエステル糸を組み合わせた軽さ・ストレッチ性・ハリ感のあるいいこと尽くめの生地で、リラックス感とキチンと感を併せ持っている。4万9500円(ヨネトミ ストア)
金色のボタンがトラッドっぽさをプラスする
大名作スーツケースがまさかのハンディ仕様に
RIMOWA[リモワ]
Original Bag
あのスーツケースを純度100%でミニ化したような、仰天バッグ!お馴染みのグルーヴデザインやアルミニウム素材は名作さながら。ハンドルや内装にはイタリア製のレザーを採用し、隙なくラグジュアリーだ。手提げでも肩掛けでも使えるマルチWAY仕様。W26×H18×D8㎝。33万3300円(リモワ クライアントサービス)
スマートフォンやお財布なども頑強構造で収納♪
軽快ローファーver.がついにインラインでも
SANDERS[サンダース]
マッドガード ローファー
スティーブ・マックイーンが公私ともに愛用したとされる靴といえば、薄いラバーテープをぐるりと巻き付けたマッドガード製法のチャッカブーツ。過去に別注でローファー型が展開されたが、このたびインラインでも展開。本家とは一線を画す短靴ゆえの軽快感で、いろんなシーンにハマりそう! 6万2700円(サンダースジャパン)
クレープソールゆえスニーカーのような柔らかな履き心地
快適技術を詰め込んだ世にも珍しきローファー
New Balance[ニューバランス]
1906L
NBから新たにリリースされるのは、なんとローファー! 創業年を冠したハイスペックモデル「1906」をベースにしており、衝撃吸収性・反発弾性に優れたバツグンの履き心地だ。グレーベースにメタリックな補強パーツを取り入れた近未来的なルックスで、今っぽさバツグン。1万9800円(ニューバランスジャパンお客様相談室)
アウトソールもグリップ性&耐久性◎で快適そのもの
上品プレーントウをほんのり無骨に
ALDEN[オールデン]
N0402
定番のモディファイドラストのコードバンプレーントウの各所をアレンジした一足。ハトメをあえて外側に取り付けることで、ややカジュアルに。ストームウェルトにすることでつま先のボリューム感をUP。そして仕上げに踵部分へオールデン好き垂涎のフォクシングステッチを施し、グッと男前な印象に! 21万1200円(ラコタ)
ストームウェルトを採用することで防水性もUP!
※表示価格は税込み
[ビギン2024年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。