連載 フィッシング × ファッション=“FISHION(フィッション)”
“楽で動きやすい”が最優先! カリフォルニアスタイルの釣りファッション
一昔前まではオジ趣味筆頭だった釣りですが、今は釣りファッションが市民権を得るなどだいぶ潮目が変わってきた模様。というわけで、本連載ではフィッシング×ファッション=“フィッション”と命名。釣り人と洒落者の顔を併せ持つアノ人の「釣りと服」のちょっとイイ話を、釣先案内人の河原塚さんとレポートします!
ゲストリスト セールスマネージャー
[釣先案内人]河原塚 恒太さんさん
人気デニムブランドを数多くプロデュースするゲストリストのセールスマネージャー。プライベートでは2児の子育てに奮闘しつつも、時間を見つけて趣味の釣りに繰り出すサンデーアングラー。/p>
千葉県を流れる一級河川・利根川沿いに構える公共マリーナ。利根川と長門川の合流地点周辺は、格好の釣り場として知られている。
[SPOT]栄町公共スロープ
[DATETIME]7/27 8:30~
[WEATHER]☀(晴れ)
[TEMPERATURE]36度
[TARGET]ブラックバス
釣り場の服はとにかく“楽で動きやすい”が最優先! 肩ひじ張らないカリフォルニアスタイルが好きなんです
ロンハーマン事業本部 マーケティング・PR マネージャー
福本宏二さん
ロンハーマン、RHCロンハーマンのメンズ部門を長年統括する敏腕プレス。趣味はサーフィンやキャンプなど幅広く、とりわけバス釣りには力を入れている。
河原塚(以下、河): 本日は炎天下の中わざわざお越し頂きありがとうございます! 今回のゲストはロンハーマンのPRマネージャー福本さんです!
福本(以下、福): こちらこそお誘いありがとうございます! バス釣り大好きなので楽しみにしてました。
河: おっ嬉しいお言葉! さっそくですが釣りにハマったきっかけって?
福: 小さい頃親父と河口湖に行って、いきなり45cmオーバーのバスが釣れて、そこから一気にのめり込んだ感じかな。あと地元が神奈川なこともあって、相模湖とか芦ノ湖とかメジャーなフィールドに行きやすかったし。釣りはバス釣りしかしないけど、今でも住んでるとこの近くに川があるから、休日は早朝に繰り出したりね。
河: バス釣りは手軽に行けるのが良いですよね~。今日の恰好も割とラフですが、福本さんの釣りファッションのこだわりを教えてください!
福: じつはこだわっているようでそんなことなくて(笑)。楽で動きやすいのが最優先。ただ着る服のブランド背景は気にするかな。しっかりとしたバックボーンがあって、フィールドで使える機能性があればOKって感じで。
河: 今日お持ちのウーフォスも、リカバリーシューズとしての地位を築いている『骨太なブランド』ですよね。サングラスはどちらのですか?
ウーフォスのOOriginal 8580円(アルコインターナショナル)
福: これはオークリーで、釣り以外にもプライベートでも愛用してます。機能性とデザインがしっかり両立してて気に入ってますね。
河: 釣りだとよくある水面見ててポロリってのもなさそうですね(笑)。あとじつは一番気になってたのがキャップ! シュプリームでこんなデザインあったんですか!?
福: 意外でしょ? アメリカ本国で見つけて気に入って他の色もまとめ買いしちゃった。日よけも付いてるしバス釣りにもピッタリだなと思って。
河: でもって時計はタイメックス……って、今日身につけてるもの全てアメリカブランドですが、これは偶然?
マーブル柄のベルトが洒脱。タイメックスフォーRHCのアトランティス 2万900円(RHC ロンハーマン)
福: 気づいちゃいました?(笑)。もともと肩ひじ張らないカリフォルニアスタイルが昔から好きで。地元の神奈川でサーフィンやってたこともあって、横ノリカルチャーは身近にあったし。ついこの前もアメリカ出張に行ってきたけど、向こうの人のライフスタイルの、どこか抜けてるのにイケてる感じがやっぱり憧れるんだよね~。
河: 福本さんの仕事着も気になりますね。仕事中はどういった格好しているんですか?
福: 正直言って今日の格好とあまり変わらなくて、基本こういうカジュアルな雰囲気が多いかな。もちろんTPOに応じてシャツとかジャケットとか着る時もありますよ? ちなみにジャケットは、ブルックスブラザーズがお気に入り。
河: え、そのギャップもすごい!(笑)でもやっぱり、バックボーンのあるアメリカブランドという点では一貫してるんですね~。
福: バス釣りにのめり込んだのもアメリカにルーツがあるっていうのが、もしかしたら関係してるのかもね。
【俺の一本釣りギア】
タイメックスのアトランティス
「スポーツウォッチってG-SHOCKとかもあるけど、自分の腕にはゴツ過ぎるんだよな~」と福本さん。釣り程度なら十分な防水性に加え、ケースも薄めで収まりも◎。クォーツ。径40mm。レジンケース。1万450円(ウエニ貿易)
[ビギン2024年10月号の記事を再構成]写真/松島史弥(BOIL)文/河原塚恒太 編集協力/中村順一 斎藤輝彦