Knit Reversible
ファッション業界人に聞く、クルマと服のスタイルサンプル
そろそろ出会いたい好きなクルマ
車と服のイイ関係を考えた結果、VESTがBESTという結論に至りました。理由は次の3つ。①袖がないから運転しやすい②脱ぎ着がラクで体温調節しやすい③今から冬まで使える着回し力が高い
残暑かつ暖冬という気候を踏まえても最良の選択じゃない? それぞれのライフスタイルと最高にマッチングするセンスのいい車選び、Let’s Begin!
センスのいい人が実践する
VEST & LINEN CAR STYLE SAMPLE
クルマと服のちょっと新しいスタイル提案いかがでした?ここでは、スタイルを実践するファッション業界の方々の、クルマと服についてヒアリング。リアルなスタイルサンプルとしてお役立てください♪
タイオンのベスト × トヨタ ハリアー
フィールドから街ロケまでクルマは仕事の大事な足
スタイリスト 近澤一雅さん
【野山⇔街、縦横無尽なハリアーにキャラ変タイオンがベストマッチ】
アウトドア仕事が多く、日本車らしい堅実な走りとリセールのよさに惹かれ、かれこれハリアー6代目! 都内で洋服を借りて野山に運ぶのにキャパも十分で、仕事の足として非の打ち所がないんですよね。ダウンではなく片面ボアの変わり種タイオンも、それぞれの面でキャラがガラッと変わって、対応する着こなしの幅が広い。裾サイドがジップで開閉でき、運転時のモタつきも感じません♪
ミリタリーをベースにした、ダウン不使用の変わり種ベストは、ボアで保温性を確保。ダブルジップ仕様で下からも開閉ができる他、裾両サイドにもジップが設けられ、運転時のモタつきを解消してくれる。本人私物。
バーバリアンの別注ベスト × ミニ クーパーS
展示会を巡り続けて40年!都内をサクサク回りたい
Pt.アルフレッド 店長 本江浩二さん
【都内をスイスイ、車内でラクラク、展示会巡りの必勝コンビです】
都内の展示会を回ることが多く、走りはスポーティで小回りが利くミニ クーパーSが重宝。東京の狭小道路でもスイスイ、展示会巡りがスムーズなんです。普段使い用だから、フロントグリルとルーフもスポーティに見えないようカスタムしてます。ベストも欠かせません。運転時の肩回りがラクだし、体型は隠せるしたとえ手抜きでもお洒落に見える。インナーを長袖にすれば秋もOKでしょ?
トレードマークのバケハに、運転時はサングラスがマスト。バーバリアンのベスト(1万5400円) は、お店の30周年記念の別注。定番パンツ「#58118」(1万9800円)は裾がほころぶほど着用。(ベストとパンツの問い合わせ先はPt.アルフレッド) その他本人私物。
JACKETのリネンジャケット × トヨタ CORONA VAN 1600GL
古きよき“日本”を愛するファッション界のクルマ好き
ブランデット東京 ディレクター 宮本哲明さん
【日本のモノ作りを感じさせる旧車にグリーンのリネンが合う】
大学時代から実直なモノ作りの姿勢を感じる日本の旧車が大好きで。8年ほど前に手に入れた79年製コロナバンも、スタイルを変えずほぼド・ノーマルで乗っています。シワもサマになるリネン素材はまさに運転にピッタリ。渋いボディカラーに、グリーンのジャケットもすごく映えますよね。じつはこのジャケットも「日本」を意識したもの。そんな共通点もあってかすごく自然に馴染むんですね。
日本の植物分類学者、故・牧野富太郎の「牧野標本」を収めた写真集『MAKINO 植物の肖像』。その写真家 菅原一剛氏に共鳴し作られたジャケット。表紙をモチーフに、図案や色をジャケットに落とし込んでいる。11万円(ブランデット東京) その他本人私物。
レミ レリーフのベスト × 日産 エクストレイル
趣味で野山に、仕事でロケに走行距離は10万km超え
ユナイト ナイン プレス 大桃祥弘さん
【10万kmオーバーでもしっかり働いてくれる黒子的な存在です】
4年ほど前に手に入れた初期型のエクストレイルは、すでに10万㎞オーバー。なのにまだまだ遊びに仕事に、しっかり働いてくれます。しっかり働いてくれると言えば、PRを担当している「レミ レリーフ」のリバーシブルベストも。色は両面ブラックですが、ボアとたまねぎキルトのコンビで、着こなしに応じて臨機応変。どちらも、フィールドからロケまでつい頼ってしまう黒子的存在なんです。
スナップボタンで開け閉めするタイプの「レミ レリーフ」リバーシブルベスト。一方は温かみのあるボア素材、一方はミリタリー調のたまねぎキルトが採用され、同色でも印象ガラリ。本人私物。
※表示価格は税込み
[ビギン2024年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。