まだ余裕のある平日前半はローラー作戦でコリにアプローチ【1週間ホームケア】
「な〜んか調子悪いなぁ〜」を改善するなら1週間のホームケアから!
年齢を重ねて人生経験が増してくると、悲しいかなそれに反比例するように何かしらのガタが出てくるもの。不調は小さなサインのうちに潰すべし。備えあれば憂いなし、すなわち日頃のケアが大事! 幸いにも令和の今は“オムテック”的に諸々が進化を遂げてて、自宅で完結できるホームケアも充実。今回はビギンが考えた1週間のゴールデンコース[火曜日]をご案内します。
振動するローラーが震えるほどキモチいい!
月曜に慌ただしくタスクをこなし、ちょい気持ちに余裕がある火曜日は、ゆっくりTVでも観ながら肩&腰ケアはいかが?
プロアスリートのケアも担当してきた「アストレ」の進導さんはこう話します。「肩や腰には、痛みを感じるセンサーが異常をきたし、ストレスに対して過敏に反応してしまう“トリガーポイント”が集中しています。大まかには下図の星マークのあたり。」
「異常の原因は正確には解明されてませんが、血流を促してあげることでその異常がある程度緩和される。自身でピンポイントには狙いにくい部分ゆえ、広範囲でいっきにアプローチできるマッサージローラーがおすすめなんです。振動することでその効果はより高まると言われていますよ」。
SIXPAD[シックスパッド]
パワーローラーS(右)パワーローラーツインズ(左)
持ち運びにも便利な「S」は、最大3000回/分の振動と4種のモードを、「ツインズ」は最大2350回/分の振動と5段階のモードを搭載。振動と凸凹が筋肉を心地よく刺激してくれる。右/Φ8.5×H31.5cm。1万780円。/Φ10×H17.7cm。1万5950円。(MTG)
腕やふくらはぎなど細い部位には「ツインズ」が◎
電池残量やモードはLEDランプで表示される
カラダのプロに使い方で聞いてみた!
全身に点在するトリガーポイントにしっかりアクセスするにはローラーが最適です!!
アストレ代表
進導真庸さん
整形外科での勤務やプロ海外サッカーチームのトレーナーなど第一線で経験を積み、現在はアスリートのためのコミュニティ「アストレ」を運営。柔道整復師と鍼灸師、2つの国家資格を持つ。Instagram:athtra_kobe
肩コリ
[HOW TO]
膝を立てて仰向けになり、ローラーを背中下に。お尻はフロアにつけてローラーにかかる重さを適度に調整しながら、肩~肩甲骨下辺までまんべんなく20~30秒ゴロゴロする。表面の僧帽筋だけでなく、その奥にあり、肩コリの原因にもなりやすい大・小菱形筋の血流が促される。
POINT
首裏には当てないよう注意しながら肩上辺まで当てる
BAD
腰を載せると腰椎が過伸展して腰を痛める原因に
※表示価格は税込み
[ビギン2024年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。