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ブルーブルージャパン

松の木とは一見関係ないのに市松って呼ばれるのはWhy?

平昌五輪が大団円し、いよいよお次はTOKYOでぃ! すったもんだの末に決定した東京五輪エンブレムのモチーフにもなった市松模様。

シンプルな様式美と強い個性を備え、似たような柄は古今東西問わず存在してきましたが、市松の呼称で広まったのは江戸時代のこと。

歌舞伎役者の初代・佐野川市松が白と紺の正方形を交互に配した袴を着用したことから、着物の柄として流行したのだそう。

だからこの柄に和を感じるんですね。ちなみに英語ではチェッカー。西洋圏では白黒つけるという意味合いから、F1のゴールで振られるアレです。

 

伝説の藍抜染

伝説の藍抜染

インディゴ染料で先染めし、それを“抜染”するという手の込んだ手法で伝統の市松柄を表現。肌面側から見るとこのような感じ。

 

ジャパンブルーなトラッド合わせが正解

ジャパンブルーなトラッド合わせ

ブルーブルージャパンのタイプライター コックパンツ

適度なハリ感がある綿100%のタイプライタークロスのワイドパンツ。ゴム入りの裾なので、インパクトの強い柄ながらもそれなりにスッキリまとまる。白×紺というのは市松模様のなかでも最も由緒正しき色使いで、その理由は上記の通り。2万円(オクラ)

クセの強いアイテムゆえ、コーデはトラッドに。ネイビーJK+ローファーなんかが大正解だ。サージュデクレのジャケット3万9000円(サージュデクレ) ビームス プラスのシャツ1万2500円(ビームス プラス 原宿) ハルタ×ビームスの靴1万4000円(ビームス 原宿)

 

江戸時代に市松模様が大流行した理由とは?

夕涼みをする庶民の姿を描いた浮世絵にも、市松模様の着物が登場している。流行の理由は上で述べた通り、歌舞伎俳優の佐野川市松が愛用していたことから。

上下左右へ正方形がどこまでも続くことから、日本では古くから縁起モノの柄として捉えられていた。由来を学べば、げにありがたきもの也。

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一 文/いくら直幸 吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 星野勘太郎 伊藤美玲 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 黒澤卓也 栁澤 哲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA daisketch

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