まずはコダワリ卵を選ぶべし! #たまごかけごはんを極める_1
お洒落業界人もファン多数♡
TKGはもはや単なる時短料理じゃございましぇん! 手軽さと反比例するその味わい深さに魅了された人は数知れず。誰もが一度はハマったことのある、日本人のソウルフードとして浸透しています。
実態は卵と醤油をご飯にかけて混ぜるだけ、という恐ろしくシンプルな料理。ですがそれだけに奥が深く、最近じゃ外国人からも支持を得てきたほど。ここではコダワリ卵や極上醤油、専用ツールまで、魅惑のTKG道を極めるためのエトセトラを紹介いたします!
TKGは三文字文化の元祖、AKBに勝るとも劣らないアイドル性を発揮する、日本が世界に誇る国民食だ!
TKGをとことん極めてみる
#01.まずは コダワリ卵を選ぶべし!
主役が一流なら当然味は見違える!
TKGを極めたいなら、まず追い求めるべきはやっぱり上質な卵、これに尽きます。もちろん普通の卵を使っても十分美味しいってのが、TKGの魅力のひとつ。
それは重々承知してるんですが、究極の一杯を味わいたいなら、やっぱりこのメイン食材のよしあしが味を決定づけるのは自明でしょう。
ってことで探しました……日本全国にある卵の中でも、尋常じゃないコダワリで作られ、かつTKGにもハマりそうな絶品卵たちを。
1個約850円もする桐箱入り卵を筆頭に、ゆずの香りで生臭さをなくした変わり種や、かの人気バーガー店も採用した希少卵、北海道発の最高級うずら卵などなど。
どれも生産者が手塩にかけて作った力作ばかり。正直値は張りますが、どれも普通の卵との違いに驚かされること必至。小難しい調理テクを駆使せず、いつも通りご飯の上で割るだけで、別格のウマさに感動することウケアイですよ!
アクアファーム秩父 彩美卵「輝」
鶏を、1000坪の広大な土地で、25品目をブレンドした栄養強化餌や天然水を与えてストレスなく飼育。なんて途方もないコダワリで作られた卵は最強に濃厚! 20個入り。1万7000円。(アクアファーム秩父)
なんと1個約850円! しかも桐箱入り!!
桐箱に記載の商品名も直筆です(笑)
黄身の赤さと味の濃さにノックアウト
スタイリスト 佐々木 誠さん
グルメ系特集には必ず参加する料理通ながら、お手軽料理にも精通。自宅のシステムキッチンでもTKG作りに励む。
「“輝”の名に恥じない、神々しさすら讃えた黄身の美しさは、間違いなく長いTKG人生で最高。で、実際食べたらその見た目以上に味が濃厚で、“あぁ、オレ今最高のTKG食ってるんだな……”と至福のときに浸れました。」(佐々木さん)
ヤマサキ農場 「ゆず香る卵 ゆずたま」
地元高知県・馬路村産のゆずの皮を餌に使うことで、なんとゆずの爽やか~な香りをまとわせることに成功! 卵特有の生臭さが除去されている分、コクと旨みが際立っているので、塩をかけて食べてもウマし。6個入り。500円。(ヤマサキ農場)
フワッとほのかにゆずの香りが♡
山米商事 「紅輝卵」
某人気ハンバーガー店が1個1000円で販売していた最高級バーガーにも使われるほどの、知る人ぞ知る高級卵。山形の県花である紅花など、独自配合の餌で育てた鶏の卵は、ビタミン豊富で甘みとコクが段違い。10個入り。700円。(山形うまいず)
ファストフードの最高級バーガーに採用された実績あり
室蘭うずら園 「卵かけごはん用 うずら卵」
北海道で唯一のうずら卵生産農場が、独自の餌(社外秘)と無投薬飼育によって、濃厚なのに臭みがない、TKGにとって理想的なうずら卵を生産。一般的な鶏卵よりもじつは栄養価が高いというのも特徴。10個入り。178円。(室蘭うずら園)
3〜5個入れる至福の瞬間♡
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/黒澤正人 編集部 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/田中 斉