特集・連載
溶岩の海を突き破り出現するボスキャラ的スパゲティ〜「インスタなえ旨メシ」vol.10
インスタ萎え旨メシ 「インスタ萎え」という言葉があるとか。要するにインスタ映えしないモノ、場所をそう言うらしい。でもね、インスタ映え重視ばっかりってオカシイと思いません? とくにメシについては。本来メシって味が一番重要でしょ! ということで、インスタ映えはしないけど、とにかく本当においしいモノを発掘していこうと思っとるワケです! その地味ながらも圧倒的なウマさにみなさんもハマること間違いなし!!……かもね!? この記事は特集・連載「インスタ萎え旨メシ」#10です。
東京 大井町「ハピネス」のカレースパゲティ
800円(税込み)
ときどき倒しにいきたくなるラスボスがいる
「倒せるものなら倒してみろ!」。高笑いが聞こえてきそうなラスボス感あふれるスパゲティがあります。場所は品川の隣ながら、庶民派の店が集まる大井町。家族経営の「ハピネス」は、友達の家でご馳走になっている感覚になるアットホームな喫茶店です。そんな平和な空気とのギャップが著しいのが、名物のカレースパゲティ。煮えたぎる溶岩の海を突き破りボスキャラが出現したような、いきなりのクライマックスにワクワクさせられます。中央にうずたかく盛られているのは、柔らかめに茹で上げた喫茶店らしいパスタで、これが昭和の懐かしいカレールーと神がかり的な相性を発揮し、制圧までは一気。日常をドラマチックに彩るカレースパゲティは、服までカレー色に彩られないように、容赦ないハネを遮るハンカチ持参をおすすめします。
「インスタ萎え」という言葉があるとか。要するにインスタ映えしないモノ、場所をそう言うらしい。でもね、インスタ映え重視ばっかりってオカシイと思いません? とくにメシについては。本来メシって味が一番重要でしょ! ということで、インスタ映えはしないけど、とにかく本当においしいモノを発掘していこうと思っとるワケです! その地味ながらも圧倒的なウマさにみなさんもハマること間違いなし!!……かもね!?
リポート/ライター間中美希子