置きたくなる 世界のアナログ玩具展[フランス・タイ・日本・オーストリア]
暇さえあればスマホ。決して悪くないけれど、たまにはスマホを置いて、リアルで没入感に浸ってみるのもアリじゃない?
たとえば今回紹介する世界のクリエイティブな玩具なら子どもから大人まで楽しめるし、集中力や想像力も養えるかも。あの藤井聡太名人も幼い頃はスイスの知育玩具で遊んでいたらしいですしね。さらに、使わないときも部屋に置きたくなるデザイン性の高さも評価したい!
FRANCE -フランス-
カードをめくるたびに世界を旅する。そんな感覚
HOW TO PLAY“記憶する”
BRAND:Cinqpoints[サンクポワン]
ITEM:アイデンティック 建築記憶ゲーム
藤本壮介氏の東京アパートメント、ジャン・ヌーヴェルのネモージュス集合住宅など、現代建築のマスターピース40点が描かれた神経衰弱ゲーム。めくるたびに数多の世界的建築遺産と出合えて、自分の記憶力も養えるなんて一石二鳥じゃない? 無論、飾ってもメチャ映える! カード裏は旧デザイン。3300円(CAST JAPAN)
JAPAN -日本-
……そうか!皿を取り外せばよかったのか!
HOW TO PLAY“上に乗せる”
BRAND:+d[プラスディー]
ITEM:メテオ
日本玩具のアイコニック・けん玉が、お皿のパーツを省くという大胆なアレンジで、かつてなくスタイリッシュに! 月面から着想を得ていて、球体は流星、受け皿は月のクレーターをイメージしているそう。5つの受け皿があるため、シンプルながら7通り以上の遊び方が楽しめる。各6050円(アッシュコンセプト・KONCENT)
THAILAND -タイ-
雨乞いの神サマの鳴き声や如何に……?
HOW TO PLAY“奏でる”
ITEM:モーコック
タイやベトナムではカエルの形をした木製楽器ギロをモーコックといい、ギザギザになった背中を棒でこすると、カエルの鳴き声に似たような音を奏でる。かつては雨乞いの儀式に使われていたという、カルチャー的なルーツにもソソられる。愛らしい表情、独特のエスニックな雰囲気は部屋のアクセントに◎。1980円(TESORO)
AUSTRIA -オーストリア-
くるくる踊る色鉛筆の魔法にかけられて
HOW TO PLAY“回す”
BRAND:Klaus Mader[クラウスメーダー]
ITEM:フリドリン(右)/マルカルーセル(左・中央)
成形から着色まで、すべて手作業で行うオーストリアのコマ専門ブランド。木目が際立つボディは色鉛筆で着色し、100年経っても色褪せない特殊なカラーを使っているとか。そうして舞い踊るコマの美しさったらもう! 芯を鉛筆にし、回すと円を描く遊び心も粋。右/1540円、左/各2860円※色はアソート(ボーネルンド)
※表示価格は税込み
[ビギン2024年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。