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日本の伝統を背負った米軍由来の頼れるバックシャン【KARAKUの浮世絵刺しゅう入りスカジャン】
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別の顔を持つ編集部員のオルタナティブなモノ選び。実利的なモノに限らず「なんかグッとキた!」という感じるモノにも良品アリ。さしずめ王道ロックに対するオルタナティブロックのように……。モノ選びの本流と異なる視点で、己の感情に従ってアイテムの魅力を独白します。
編集部イチのタフガイを目指し、骨太ファッションに傾倒する
[編集部アンドウ]もとい“TOKIO”がひとりごつ
モノ誌の編集者として、“ホンモノ”とはなにか……と考え続けて早3年。軟弱なシティボーヤはラギッドボーヤに転身。物価高のイマこそ、質実剛健かつヘリテージなモノに惹かれてしまうんですよね。
スカジャンは、そんな私にふさわしい一着。いかに無骨か、いざ尋常にラギッ度数をチェック! ベースは米軍が土産物として着用していたスーベニアジャケット。無論、ミリタリー由来はそれだけでラギッ度数はジムビーム並ですが、注目すべきは浮世絵師・歌川国芳の作品の刺しゅうを施した後ろ姿です。
浮世絵禁止の当時、抗うかのように独自の世界観を創った国芳。細密な刺しゅうによる禍々しいガイコツは反骨精神の象徴ゆえ、ラギッ度数はワイルドターキー級! むせかえるほどのオトコ臭さと、それをまとう自分に酔う。
これこそ私が歩むラギッ道なり! 押忍!
古き良きアメカジをベースに、バイカーやアウトドア、デニムなどの骨太な精神が宿るワードローブを展開するメンズのファッションブランド。装いの幅はオンからオフまで多岐にわたり、20代から50代まで支持を得ている。
KARAKU[カラク]
浮世絵刺しゅう入りスカジャン
「奇想の浮世絵師」という異名を持つ歌川国芳の代表作「相馬の古内裏」の刺しゅうを大胆に配したスカジャン。光沢のある生地感や三角形の当て布を施したポケットなど、スカジャン本来のディテールも踏襲している。2万5980円。
存在感で後押しする艶やかな光沢感
がしゃどくろは民間伝承ではなく昭和に創られた妖怪だった!?
上ではあえて「ガイコツ」呼びだった理由がそう。神話や民間伝承で創作されることが多い妖怪や幽霊ですが、がしゃどくろの年齢の若さを知り思わずゲゲゲ!とびっくり。1970年代の怪奇作家たちが国芳の作品をもとに創ったとされ、実際に佐藤有文著の『日本妖怪大図鑑』には、がしゃどくろの紹介に同作も掲載されているんです。
余談ですが、『平成狸合戦ぽんぽこ』の妖怪大作戦でも、国芳の絵と同じ構図で登場していましたね。そんながしゃどくろは、ヘリテージな怪奇界隈ではまだまだ若輩者。歴史に埋もれないよう、いつかは骨太な妖怪として語り継がれることを願います。
商品の問い合わせ先/カラク
☎ 050-5050-7960
https://karakubuy.com/
※表示価格は税込み
写真/武蔵俊介 文/TOKIO