ミステリーランチ「ヒップモンキー」の「X-PAC」タイプは、雨の日へっちゃら

ハイテク系セイルクロスの採用で、雨の日使いも安心

ミステリーランチ（MYSTERY RANCH／2000年、米国北西部モンタナ州ボーズマンにて創業）の「ヒップモンキー（HIP MONKEY）」といえば、見た目以上の収納力自慢の傑作ヒップバッグ。休日のショッピングなどで持ち歩きたいひととおりのモノがすっぽり収まって、手ぶらで出かけられちゃうとあって、同ブランドのなかでも根強い人気を誇るアイテムです。

その「ヒップモンキー」に追加された、この新バージョンでは、メイン素材に「X-PAC」を採用。セイルクロス（ヨットの帆）でシェア世界一を誇る米・ディメンションポリアント（DIMENSION-POLYANT）社が開発した、このハイテク素材は、表生地×「X-PLY」ファイバー×裏生地の3種類の素材が特殊な方法で貼り合わされた3層で構成されていて、軽量でありながら撥水性をもち、摩耗や引っ張り、引き裂きなどに対する高い耐性も兼ね備えています。

また、高強力ポリエステルで撚られた強靭なストリングがX状に組み込まれた「X-PLY」ファイバーを表生地の下に、バイアス方向に張り巡らせたことで、織物の弱点とされる斜め方向への伸びを抑制。素材表面の印象的なダイヤパターンは、じつは、そのX状に組まれたポリエステルストリングが表地に浮き出たものなんです。また、最下層に当たる裏生地は撥水加工が施されたポリエステルファブリックで、これが表地の織り目を密閉するように圧着加工されたことで、雨など水分の浸入を防いでくれるワケなのです。

「ヒップモンキー」に定番素材として採用されてきた500デニール「コーデュラナイロン」も、そのラフな素材感が大好きなのですが、「X-PAC」の上品＆美発色の風合いもまた、魅力的。コチラならキレイめなカジュアルとも、かなり相性ヨサゲな感じがいたします。

ちなみに、素材以外のスペックは既存の「ヒップモンキー」と変わりなく、たとえばマチ幅調整を可能にするコンプレッションベルトや、腰巻きのみならず肩掛けにも対応できるウエストベルトなどもしっかり装備しており、使い勝手は上々。もちろんメイド・イン・USAであるのも、かなりウレシいポイントといえましょう！

セイル由来の「X-PAC」は「軽い」「水気に強い」「引き裂けにくい」

パリッとした手触りで、コシが強い「X-PAC」は、繊細なツヤ感がある高密度織りの生地に施されたダイヤ型の浮き柄がデザインポイント。軽量でありながら強靭性と撥水性にすぐれるうえ、高い引き裂き強度も備えており、したがって、たとえばアウトドアで木の枝に引っ掛けたりしても容易に破れることがないため、安心感をもって使用できる。

外出先で荷が増えても大丈夫！マチを拡げて収納力UP

胴の両サイドにあるコンプレッションベルトのバックルを調整して底マチを拡張することで、ヒップバッグながら見た目以上の容量が確保できる「ヒップモンキー」。メインコンパートメントにジップ付きインポケットを備え（写真上）、前身頃のあおりに隠されたジップ付きフロントポケットにはキーハンガーが仕込まれている。ウエストベルトは着脱が楽勝のワンプッシュバックル付き。写真はブラック・タイプ。

計4色からお好みカラーをどーぞ！

全4色展開で、そのうち、レスキューカラーのブレイズオレンジ（トップ写真）は内装がブラック。ブラックはそれとは外装と内装のカラーがスイッチされており、内装はオレンジとなる。また、青みを帯びたグレーのグラベル（写真上の上段）の内装は外装とマッチングカラーで、ホワイト（同・下段）はブラック内装となっている。