本気のアウトドアウェアを街で着る贅沢を楽しむWear Story

カリフォルニアで生まれた本格山岳ブランドは、業界の中では比較的若く技術開発力に富む一方、そのデザインにはアメリカらしい力強さと、ベイエリアならではの空気感が漂う。だから街にも馴染む！

美シルエットに導く抜群のハリコシがキモ

マウンテンハードウェア＝タフなマウンテニアリングウェア。この数式だけを眺めていると、フィールドでしか着用できないのでは？と訝るのも当然でしょう。でも、だからこそ。本気のヘビーデューティとしてのウェアはむしろ、我々の大好物だったり。

欧州ブランドや日本ブランドのような、テックな先鋭さはないかもしれませんが、それが街使いには好都合。普段のカジュアルや、トラッドな素材の服にも馴染む、唯一無二の先端アウトドアという立ち位置を築きます。

30周年のリイシューコレクションで復活する、業界初のウィンドストッパーフリースがまさにその代表格。フリースの欠点たる耐風性をウィンドストッパーで補ったのは、何を隠そうマウンテンハードウェアがパイオニアとか。素材開発力の高さを物語るエピソードです。

今も通用するハイテクなアイテムで快適を享受しつつ、ファッションユースに主軸を置いたカジュアルなアウトドアウェアでは醸せない“分かってる感”もポイント。下の着こなしサンプルを参考に、ぜひ挑戦を。

カリフォルニアの空の下で生み出されるクリエイションというのも、服好きの琴線を刺激する何かがあると見た！

モードでクリーンなスタイルに赤と黒の力強さをプラスして

マニュアル アルファベットのシャツ1万5400円、同パンツ1万8700円（エムケースクエア）ア ボンタージのスウェット2万2000円（ブリックレイヤー）スロウの靴5万1700円（SLOW自由が丘店）眼鏡はスタイリスト私物。

クラシックなスタイリングにも違和感なくハマるヘビーデューティ

マニュアル アルファベットのコート6万6000円（エムケースクエア）ア ボンタージのパンツ3万800円（ブリックレイヤー）スロウの靴3万6080円（SLOW自由が丘店）マウンテンハードウェアの帽子3850円（コロンビアスポーツウェアジャパン）

Mountain Hardwear［マウンテンハードウェア］
ウインドストッパーテックジャケットリイシュー

着心地がよく保温性の高いフリースに防風性を付与し、市場で圧倒的支持を得たブランドの代表作。リイシューコレクションではフリースを現代のリサイクル素材に置き換え、当時と変わらずゴアテックス社とのパートナーシップで“風に負けないフリース”を実現している。サイジングも当時のままだ。全3色。S～L。各2万6400円。

another color

蒸れを防ぐ脇下ベンチレーション

他社に先駆けて防風フリースを開発

「本気のエクスペディションで使えるギアを敢えて街で。他のブランドにはない“分かってる感”が醸せます！」
―スタイリスト　武内雅英さん

セレクトショップの雄ビームスも良きパートナー

「カジュアルなアウトドアブランドに慣れた今、新鮮」
―ビームス メンズカジュアル バイヤー 新井伸吾さん

マウンテンハードウェアのアイコン的フリースはアクティブレベル別に豊富!!

アクティブレベル①
キャンプでしっかり防風したい！

ハイキャンプ フリースフーディ

ボリューム感のあるシェルパフリースを、ややゆとりあるリラックスシルエットにデザインしたクラシカルな一着。キャンプのようなリラックスしたいシーンにぴったりで、目の詰まった風合いで風もしっかりとガードする。両胸と肘は擦れに強いシェル素材で補強している。パンダカラーもキャッチーだ。S～XL。1万6500円。

アクティブレベル②
街で歩いて汗をかくかも？なときに

ポーラテック ハイロフトセーター

暖かな空気をまとったような着心地が持ち味の、ポーラテック社のハイロフトフリースを採用。毛足の長いフリースなのでアウターとしても一枚で存在感があり、クルーネックタイプなので首元がかさばらず、レイヤリングピースとしても優秀。保温力が高く、セーターのような感覚で着用できそうだ。XS～XL。1万9250円。

アクティブレベル③
買い物で数キロ歩くなら

ポーラテック ハイロフトジャケット、同ベスト

②と同じポーラテック社のハイロフトフリースを採用したジャケットと、同企画のベスト。袖口、サイド部分など擦れやすい箇所には起毛を抑えたストレッチフリースを組み合わせている。ジップフロントなので体温調整がしやすく、比較的アクティブなシーンにも使いやすい。ジャケット2万3100円、ベスト1万7600円。

アクティブレベル④
軽登山など体温調整必須の場面に

リサイクルポーラテック マイクロフリースフルジップ

汎用性の高い、非常にベーシックなフリースジャケット。程よい厚みで、比較的毛足の短いポーラテック社のリサイクルフリース素材を用いている。裏地がなく肌面側も同じモコモコの肌触りのため、フリースらしさを存分に堪能できるだろう。シーズンを問わず寒冷地のアクティビティ全般で活躍する。S～XL。1万6500円。

アクティブレベル⑤
汗が命取りのがっつり登山に

ポーラテックパワーグリッド FZ フーディ、同HZ ジャケット

発汗量の多いシーンでも脱がずに着続けられるアクティブなフリース。ポーラテック社のパワーグリッドフリースは、肌面側の起毛がグリッド構造になっているのがポイント。グリッドの溝が空気の通り道になるため、運動時は通気性が高く、停滞時は空気を保持して保温する。フルジップ1万9800円、ハーフジップ1万7600円。

SHOP INFORMATION
マウンテンハードウェアを買えるのはここだ！

 
商品の問い合わせ先／

マウンテンハードウェア
https://www.mountainhardwear.jp/

※表示価格は税込み

写真／上野 敦（プルミエジュアン）　文／礒村真介　スタイリング／武内雅英　ヘアメイク／北村達彦