用途は軍の遠征だった!? ダッフルバッグは時代を経てこんなに変わった!
ミリタリーバッグは、やっぱり男の大定番。でも改めて「出自は?」と聞かれると、よく知らなかったりするでしょ?ってことで、今回は「ダッフルバッグ」の変遷と今欲しいデイリーアイテムをご紹介します!
ダッフルバッグの変遷
軍の遠征用バッグとした誕生したのがダッフルバッグ。基本的にフィールド用ではなく、移動向け。着替えなど、兵士が身のまわりのモノを入れるための大ぶりバッグだ。
1stタイプ[1945年前後〜]
主に肩掛けで使っていた
第二次大戦前後に登場。ワンショルダーでの肩掛けに加え、手提げハンドルも付属。開口部はトップオープン(縦位置状態の場合)で、四方を内側に折り倒し、フックなどで留める構造だった。生地はコットン。
2ndタイプ[1960年代〜]
ダブルストラップ仕様に進化
ベトナム戦争時に登場。手提げハンドルに加え、ショルダーハーネスの採用で背負いが可能になって利便性が向上。四方を折り畳んで閉じるトップオープン式は1stと同様。この時期に、ナイロン製も出始めた。
3rdタイプ[2010年代〜]
フロントジップタイプが出現
前身頃の左右にジッパー付きの開口部を設けたことで収納したモノを楽に取り出せるようになり、使い勝手が大幅に向上した。スポーツバッグは同タイプが主流。コットン製とナイロン製があり、3wayも存在する。
今欲しいデイリーダッフルバッグはコレ!
ナイジェル・ケーボンのハンドキャノンバッグ
「手提げ」はもちろん「肩掛け」「背負い」もOK
1940年代の米軍バズーカ砲ケースをベースに、ゴマ塩状組織が迷彩効果を持つ太番手糸高密度織りのスイスアーミーファブリックで作られた3way。W28×H55×D24cm。3万2000円(アウターリミッツ)
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年4月号の記事を再構成] 写真/上野 敦(プルミエジュアン) 野町修平 上仲正寿 斉藤遼子 文/秦 大輔 山田純貴 桐田政隆 トロピカル松村 伊藤美玲 礒村真介 今野 壘 スタイリング/武内雅英(CODE) 取材協力/中田商店