英国ニットが“ミニマム”になった傍らで、英国のバッグは“ミニマル”な進化
“ミニマル”と“ミニマム”
大人のカジュアルは進化した英国定番に頼る
オーバーサイズ一辺倒だった流れも落ち着き、早い人はジャストサイズへの回帰を始めている今日この頃。そんな時勢とリンクするように、英・ジョン スメから見逃せないニュースが飛び込んできました。
日本で定番展開されているモデルにはいくつかフィットがあるのですが、そのうち最もベーシックな“モダンフィット”が、日本のオーダーを受けてよりミニマムになったというのです!
Vネックニットの“パッカム”で比較すると、従来より袖丈が2.5cm短く、ネックの深さが2cm浅くアップデート。これにより身頃はジャストでも袖がダブついたり、胸の開きが広くて艶っぽく見えすぎたり……といった懸念を排除。輪を掛けてすっきり上品に着られるようになった♡んですね。
さて、英国ニットが“ミニマム”になった傍らで、英国のバッグは“ミニマル”な進化を遂げていました。独自の防水生地を用いたフィッシング&ハンティングバッグでお馴染み、ブレディの定番に、マットブラックの金具や黒地のタグを用いた、オールブラックの限定モデルが登場したのです!
従来のブレディのバッグ、とりわけアリエル トラウトをはじめとするフィッシング由来のバッグはカントリー色が強く、カジュアルには抜群の好相性を見せる反面、キレイめな装いに合わせると浮いてしまう嫌いもありました。
しかし此度の限定モデルは、史上最もクリーンな顔! キレイめニットの代名詞、ジョンスメドレーとの相性もご覧のとおりで、最高♡の英国タッグというわけです。
英国ニットが日本人に最適化した!?
[深掘り!!]1784年生まれの超老舗ながら柔軟な姿勢も傑作たる所以
JOHN SMEDLEY[ジョン スメドレー]
パッカム
日本人体型に沿うよう刷新した“モダンフィット”がベースの一枚は、袖丈が約2.5cm短く、ネックが約2cm浅くなり、よりスマートな印象に。素材は定番の30Gメリノウールだ。3万9600円(リーミルズ エージェンシー)
鞄のクラシックがオール黒で史上最クリーン!
[深掘り!!]95年前にフィッシング用として生まれた傑作顔が超シックに
Brady[ブレディ]
アリエル トラウト
1887年にバーミンガムで創業した鞄老舗より、マットブラックの金具でミニマルな顔となった販路限定モデル。防水性に優れる3層生地の表地はリモンタ製だ。スモール/W35×H25.5×D10.5cm。6万4900円(ビショップ)
ネームタグも黒地×白文字のミニマル仕様
※表示価格は税込み
[ビギン2023年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。