ブランド創成期の人気モデルを範とするカラー&デザインを導入
セイコーウオッチが1968年に立ち上げた機械式カジュアルウォッチのブランド、セイコー 5スポーツは現在、誕生当初からのブランドアイデンティティはそのままに、多様な価値観が飛び交う現代を象徴する「5つのスタイル」のデザインコンセプトのもと、「SKX スポーツ スタイル」、「SKX スーツ スタイル」、「SKX スペシャリスト スタイル」、「SKX ストリート スタイル」、「SKX センス スタイル」の5つのコレクションで展開されています。
そのセイコー 5スポーツは今年(2023年)、55周年を迎えているのですが、去る9月8日、「SKX スポーツ スタイル」コレクションから発売された3モデルは、ヴィヴィッドカラーをアクセントにした前衛的でスポーティなデザインと、高い機能性を巧みに両立させたことで大好評を博した、ブランド創成期のモデルたちをオマージュするものとなりました。
これら新作はケースやリューズガード、逆回転防止ベゼルなどのデザイン&実用性において「SKX」らしさを踏襲した、現代にふさわしい洗練さと機能性を備えたもの。でありながら、そこにブランド誕生の翌年に発売された代表的モデルに見られた大胆なカラーリングを取り込み、また、回転ベゼル表示板のオリジナルデザインも再現するなどして、アーカイブのノスタルジックな雰囲気を醸す、いわばレトロモダンな時計に結実しているのです。
一見して別のモデルのようにも思えますが、じつは同一のモデルであり、なので基本スペックも全く同じ。文字盤&ベゼルのデザインが異なるだけで、これだけ雰囲気が変わるのかとちょっと驚いたりもしますが、しかし「レトロ」と「モダン」という、元来が互いに反するはずの2つのエッセンスが、半世紀という時の流れをまたぐかのように独自のバランスをもって結合した絶妙デザインである点において通底しているのです。そして、いずれもヴィヴィッドカラーがお洒落感を醸し出し、手元の小粋なアクセントになってくれるのも、これら3モデルの共通点といえましょう!
自動巻きキャリバー「4R36」を搭載
搭載されているのは、パワーリザーブ約41時間を誇る自動巻きキャリバー「4R36」。ケースバックから、その脱進調速機構、ならびに回転ローターの動作を目の当たりにするたびに、機械式時計を所有するヨロコビが堪能できる。
三者三様のバリエーション
3時位置に配された日&曜日表示の窓枠デザインが、さりげなくレトロな雰囲気を醸す「セイコー 5スポーツ SKX スポーツ スタイル」。全3型展開。左/サンレイ仕上げのシルバー文字盤にオレンジの秒針が映える「SBSA217」。ベゼルトップに記されたブラック×シルバーのユニークなデザインも印象的だ。中/「SBSA221」は、文字盤&ベゼルトップの漆黒にレッド、ブルー、グリーンのマーカーが際立つ、遊び心あるモデル。右/オレンジ文字盤の「SBSA219」では、その鮮烈色の文字盤を横断する帯状デザインとベゼルトップのブラックにより、キリッと引き締まった表情を見せている。
INFORMATION
セイコーの
「セイコー 5スポーツ SKX スポーツ スタイル」
品番:「SBSA217」、「SBSA221」、「SBSA219」
駆動方式:自動巻き(手巻き付き)
キャリバー:「4R36」
パワーリザーブ:約41時間
防水性能:10気圧(日常生活用強化防水)
ケース径:42.5mm
ケース&ブレスレット素材:ステンレススチール
価格:各4万4000円
問い合わせ先/セイコーウオッチお客様相談室☎0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/5sports
※表示価格は税込み
文/山田純貴