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Coleman コールマンの200A

コールマンの200A
TEACHER:ビブラント 二子玉川店 店長 中村優汰さん

広大なヴィンテージワールドには、これからの時季に楽しみなキャンプにもうってつけの名品が多数。なかでもこのコールマンの200Aは、“映える”“使える”の二重奏で、世界中に熱狂的なコレクターを生んでいます。

「200Aは言うなればガソリンランタン界の501。1951年から1983年まで製造されていた名作で、日本では’90年代にバースデーランタンブームが巻き起こったことを契機に、広く注目され始めました。それからはランタンの永世定番として認知され、キャンプブームが到来した5年ほど前から、また一気にブレイクしています」。

これからも価格は上がる一方で、まさに今が買い!とのことですが、若い世代にも人気の秘密は、その色に隠されているそう。」

「製造された年代によって例外もあるのですが、やっぱりこの鮮やかな赤こそが200Aのシンボル。グリーンをはじめ、自然に馴染む色合いが多いヴィンテージランタンにあって、この赤は他のランタンと比べて断然映える。置いたり掛けたりするだけで通っぽさを醸し出してくれるんですよね。」

「しかも現行品とは違って、心臓部に真鍮製パーツが使われてるから、しっかりメンテしてあげれば一生使える。純粋にギアとしても優れている点も見逃せません」

Coleman コールマンの200A

コールマンの200A

ランタン界の王者コールマンが開発してきた数々の名機のなかでも、最高クラスの知名度を誇る定番シングルマントルランタン。持ち運びしやすい小ぶりなサイズ感も魅力だ。こちらはキズ等が極めて少ないミントコンディションだが、状態によっては2万円台から購入可能。5万2000円(ビブラント 二子玉川店)

底面に製造年月日が記された通称バースデーランタン

Coleman コールマンの200A

一部例外はあるが、コールマンのランタンは製造された年(右)と月(左)が底面に印されている(写真は1956年3月製)。自分と同い年のランタンを探し求めるコレクターも多いそう。

緑ランタンも要チェック!

200Aよりも古い年代に作られた緑ランタンもまた、通から一目置かれる定番ヴィンテージ。ここではその代表作をご紹介します。

Coleman コールマンの242Cと220D
左/242C 右/220D

存在感最強の200Aを入り口としてヴィンテージランタンに魅了された人々は、大抵より古い年代の緑ランタンに熱をあげるんだそう。

なかでもグリーンのベンチレーターと、メッキ加工された真鍮タンクをコンビ使いしたこの2作は、玄人ウケもピカイチ! 使うほどに、さらに味が出そう。左/4万4000円。右/2 万7500円(ビブラント 二子玉川店)

《242C》知る人ぞ知る200Aの前身

Coleman コールマンの242C

 

《220D》’47年〜’51年の4年間しか作られなかった名作

Coleman コールマンの220D

ビブラント 二子玉川店 店長 中村優汰さん

ビブラント 二子玉川店 店長
中村優汰さん

ランタンを筆頭に、ヴィンテージアウトドアギアを多数揃える東京・二子玉川の人気店。その長は知識が豊富でレストアもお手のもの。

※表示価格は税込み


[ビギン2021年8月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/黒澤正人

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