1971年にアメリカで創業し、日本のコーヒーストアでは最多の1,811店舗(6/16現在)を構える「スターバックス」。今やおしゃれカフェの筆頭として新作やコラボが発表されるたびに注目を集めていますが、今回ほどモノ好きにぶっ刺さるコラボもそうそうないのでは⁉ なんせあのスターバックスが、カバンの名門「ポーター」と初のコラボレーションを実現したってんですから!
ビギンとしては当然そんなスクープを逃すわけにはいかない!ってことで、6月某日ロースタリー 東京にて開催された商品発表会に潜入してきました。なぜアメリカ発のスターバックスが日本のポーターと出会い、そしてタッグを組んだのか? その裏には、エスプレッソ並み(⁉)に熱くて濃い~い両ブランドの情熱があったんです。
コーヒーのプロとカバンのプロ、豪華タッグが生まれた交差点とは?
「日本において、街中で紙コップでドリンクを飲む文化を根付かせたのがスターバックスなら、マイボトルを持ち運ぶ文化を持ち込んだのもスターバックスだと言われています」。スターバックスのタンブラー・ボトル開発担当の柿本さんは発表会でこう切り出しました。
確かにスターバックスのボトルといったら、コーヒーと並んでスターバックスを象徴する存在。もともと同社が掲げていたサスティナブル理念に加え、昨今のSDGsの流れもあってすっかり定番人気を獲得していますが、柿本さん曰く意外にもお店での利用率は伸び悩んでいたそう。
そして、その理由の大半を占めていたのは「ボトルは持ってるけど、どう持ち運べばいいかわからない」という至ってシンプルなものでした。
「それならば」と、ボトルを持ち運ぶ手段として行き着いた答えが「バッグ」だったというわけ。ただ、自分たちはあくまでコーヒーのプロフェッショナル。バッグを作るならその道のプロに頼もう!とエールを送ったのが、押しも押されもせぬバッグの名門・ポーターだったんです。
当のポーターも、公式でリペアサービスを設けるなど早くから「モノを大切にし、長く使う」という理念を体現してきたブランド。志を同じくするスターバックスからの頼みとあって、開発担当の遠藤さんも快諾。コラボ実現に向け、両社の二人三脚が始まりました。
そして迎えた初回の打ち合わせ当日。当初スターバックスはマイボトル専用のボトルホルダーを想定していたそうですが、そこはさすがバッグの名手・ポーター。「日常で使えるものでなければ意味がない」と、ボトルホルダーに加えて企画にはなかったサンプルを持ち込みます。
それはボトルホルダーよりも用途が広がるよう、ボトル以外の小物も持ち運べる作りにした大小2型のバッグでした。この2型をもとに本コラボの方向性が固まり、開発にかけた期間はコラボ商品にしては異例の約15か月。長々しい前置きはこの辺にして、さっそくご覧いただきましょう!
ただのコラボと侮るなかれ! 編集部も舌を巻いた抜かりない作りに脱帽
「マイボトルを持ち運ぶバッグを通してサスティナブルな活動を」という志のもと実現した、コーヒーのプロとバッグのプロによる豪華コラボ。もちろんラインナップも、気合の入った力作がそろい踏み!
まずはバッグから。ツヤのあるナイロン素材を採用したショルダーバッグ2型は、ポーターでも人気のシリーズ「タンカー」の定番色・ブラックと、スターバックスのハウスグリーンの2色を採用しています。カラビナもちゃっかりスターバックスカラーになっているのもニクい!
フォルムはスターバックスのボトルがすっぽり入るように設計された縦長型ですが、こんなのはまだ序の口。デザインだけじゃなく、中身にもポーターのこだわりが詰まりまくってます。
ピンと来た方はご明察。そう、コーヒー豆にインスパイアされたオリジナルデザインなんです! ……これだけ聞くと、巷のコラボにありがちなお遊びかと思いきや、さにあらず。じつはこの底面に設けられたテープがそのまま内装の仕切りにつながっているという、ちゃ~んと機能に基づくデザインになっているというワケ。
さらにこの仕切りがボトル専用のポケットも装備している(※大サイズのみ)など、細部まで徹底した作り込みにもカバンのプロ・ポーターらしさをビンビンに感じますね♪
大きいサイズは、マイボトルのほかに16インチのPCが難なく収納できて通勤にもぴったりなサイズ感。小さい方はマイボトルや小物類がすっぽり入るミニマルなサイズで、ちょっとしたお出かけにうってつけ。迷ったら“型ち買い”もアリ⁉
そしてバッグだけでなくタンブラーも、豪華タッグに違わぬスペシャル仕様。両社のブランドロゴに加え、ポーターらしいブラックとレスキューオレンジの配色が目を引く2色と、スターバックスらしいホワイトとグリーンの組み合わせの計3色をラインナップ。
さらに裏にはバリスタのエプロンを身に着けた、本コラボのためにデザインした「ポーターくん」をあしらうという、ファンにはたまらない演出が。もはやコーヒーを飲まない日でも持ち歩きたくなるでしょ?(笑)
①PORTER ステンレスロゴボトル ブラック 473ml ¥4,900
②PORTER ステンレスロゴボトル オレンジ 473ml ¥4,900
③PORTER ステンレスロゴボトル ホワイト 473ml ¥4,900
④PORTER コーヒービーン シェイプ ドラムバッグ S ブラック/ダークグリーン ¥29,000
⑤PORER コーヒービーン シェイプ ドラムバッグ ブラック/ダークグリーン ¥38,000
ポーター 表参道
ポーター 東京
※完売している場合もございます
スターバックスの「ロースタリー 東京」とのコラボも要チェック!
先ほどのスターバックスコラボと同時に、じつはもう1つ見逃せないホットトピックが! それが世界に6つしかないスターバックスの旗艦店「スターバックス リザーブ® ロースタリー 」のうちの1つ、「ロースタリー 東京」とのコラボレーション。
ロースタリーとは、世界各国からコーヒー豆を厳選し、それを生豆から焙煎して提供している言うなれば「コーヒーのワンダーランド」。じつはスターバックスとロースタリー 東京が同時期に同じブランドとのコラボレーションアイテムを開発・販売することは初めてなんですって!
こちらはお店を象徴するキャスク(焙煎した豆の貯蔵庫)をモチーフにした高級感あるカッパー色(銅色)を基調とした配色で、スターバックスコラボとは一転、また違った印象じゃありませんか!
コーヒー豆モチーフの底面のテープや中の仕切りなどの作りはスターバックスコラボと同じですが、随所に配したレザーパーツのおかげでより洗練された印象に。レザーも、ロースタリー 東京のインテリアに使用されているキャメルカラーをセレクト。
ショルダーは取り外し可能になっており、肩掛け⇄手持ちの2WAYで様々なファッションやスタイルにマッチしてくれます。
ボトルはロースタリー 東京を象徴するカッパーと、スターバックスリザーブ®のブランドカラーであるブラックの2色。どちらも上品なメタリック調の面構えで、いつもの一息が格別な時間になること間違いなし。
もちろん背面にはポーターくんがしっかり鎮座しています。
①PORTER スターバックス リザーブ® ステンレスボトル ブラック 473ml ¥6,000
②PORTER スターバックス リザーブ® ステンレスボトル カッパー 473ml ¥6,000
③PORER スターバックス リザーブ® コーヒービーンシェイプ ドラムバッグS ¥46,000
ポーター 表参道
ポーター 東京
※完売している場合もございます
見逃し厳禁! 6/30までポーター直営店でスターバックス ポップアップストアを開催!
両社の粋が詰まったポーター謹製“スタバッグ”、いかがでしたか? 「実際に店舗で見てみたい!」とウズウズしているそこのあなた!
じつは2023年6月21日(水)~6/30(金)の間、ポーターの旗艦店「ポーター 表参道」と「ポーター 東京」の2店舗にて期間限定ポップアップストア「STARBUCKS in the PORTER Gallery」を開催! しかもポーター 表参道の方では、スターバックスの原点であるアメリカ・ワシントン州シアトルにあるスターバックス コービー1号店の壁画を常設したスペシャルな空間でお出迎え。
スターバックスファンもポーターファンも唸らせる激アツコラボ。すでに完売のものも出ているようなので、売り切れる前の早めのチェックをおすすめします!
■開催期間:2023年6月21日(水)~6月30日(金)
■開催場所:PORTER OMOTESANDO、PORTER TOKYO
■営業時間
PORTER OMOTESANDO 12:00~20:00
PORTER TOKYO(24日~25日の2日間のみ開催) 24日 11:00~15:00 25日 13:00~21:00※在庫なくなり次第終了