ダッチオーブンレシピFILE ローストビーフ
今さら料理なんて無理無理。な~んて人ほど一度使えば絶対ハマるダッチオーブン。なんせ面倒な手間は一切ナシ。材料を鍋にブチ込んじゃえば、あとは鍋が勝手に美味し~く仕上げてくれるんですから! 小雀流簡単レシピに倣って作れば誰でも即プロ級の腕前に。食卓でもアウトドアでもヒーロー確実!!
一流レストラン級の“ロゼ色”もお手のもの♪
ローストビーフ
焼きたてのジューシーなローストビーフをカットすると、旨みを含んだ肉汁が流れ出てしまう。少し冷まして旨みを封じ込めてから切るべし!
調理前
材料
・牛モモ肉の塊 800g
・ニンニク1株
・塩・ブラックペッパー 各適量
※粒マスタードやおろしたホースラディッシュなどを添えると美味。
1UP テクニック
焼き上がったらしばし“寝かせる”ことで旨みが全体にいきわたる
肉料理の花形、ローストビーフだって、蓄熱性の高いダッチオーブンが〝勝手に〞美味しくしてくれる。ポイントは2度ひっくり返して表裏ムラなくじっくり焼き上げること。外側がこんがり焼けて、肉の中まで刺した庖丁に触れて、ほんのり温かさを感じたあたりが火を止めるタイミング。断面が写真のような“ロゼ色”になってたら大成功!
作り方
1.牛肉は全体に塩をふる。皮付きニンニクは火が通りやすいよう根を切り落とす。ともに底網を敷いた鍋に並べる。
2.3分ほど強火にかけ、中火で7分ほどロースト。一度肉を裏返し、再び中火で10分ほどロースト。
3.もう一度肉を返し、5分ほどロースト。鍋から出して10分ほど肉を寝かせてからカット。最後にブラックペッパーをお好みで。
【POINT】肉にしっかり塩をすれば、そのまま食べても美味
できあがり!
教えてくれたのはこの人!
小雀 陣二さん今回ダッチオーブン料理を教えてくれたのは、アウトドア料理人で、アウトドアコーディネーターの小雀陣二さん。三浦半島の三崎港近くでカフェ「雀家」を営む。著書も多数。
使ったのはこれ!
ロッジのサービング・ポット
Lodge Surving Pot
ダッチオーブンの本場、米国のNo.1メーカー。5mm厚の鋳鉄がもたらす蓄熱性はそのまま、コンパクトな本品は日常使いに最適。内径20×高さ7.1cm。7300円。
(問)エイアンドエフ
☎03-3209-7575
熱した鉄を型に流して作る伝統的な鋳鉄製
カフェ「雀家」
神奈川県三浦市三崎3-6-11
☎046-895-3075
※基本的に土・日・月曜の午後のみ営業。不定休につき、Facebookページで事前確認を。
[ビギン2018年3月号の記事を再構成]
写真/北生康介 文/間中美希子 礒村真介 イラスト/TOMOYA