string(38) "https://www.e-begin.jp/article/363322/"
int(1)
int(1)
  

ハミルトンの新作ミリタリー&アビエーションは味:濃いめ 油:多め Men:強めのかなり濃厚モデルが揃ってます!?

来る「バーゼルワールド 2018」開催目前に、日本の限られたメディアを対象にハミルトンが今年の新作をいち早くお披露目してくれました。中でもビギンチームの心を鷲掴みにしたのが上の3本。ハミルトンのミリタリー&アビエーションの歴史を受け継ぐ伝統コレクションに、こんなにも鮮烈インパクトのモデルをリリースしてくれたんですよ。この佇まいならスタイルのコク出しにうってつけ。ストロングポイントを、CEOご自身に語っていただきましょう!

 

今年もCEOにインタビュー

ハミルトン
インターナショナル CEO
シルバン・ドラ氏

同社副社長を経て2011年より現職に。写真からもうかがえる柔和なお人柄ながら、内にはこうと決めたらとことん突っ走る情熱を秘め、快進撃ハミルトンを率いる。ちなみに、現行ラインナップ中で個人的にもっとも好きなモデルはカーキ フィールド メカ(38mm)とのこと。

 

【濃】50mm超デカ厚 + 立体ルミノバ

カーキ フィールド メカ

手巻きのカーキ フィールドのシリーズに、50mmのビッグフェイスモデルが登場! スーバールミノバをまるでブロックのように立体的に仕立てた蓄光インデックスを備え、インパクト満点だ。搭載するのは今作のために新開発した手巻きキャリバー「H-50」で、標準持続時間80時間を叶えている。径50mm。SSケース。ブラウンヌバックNATOスタイルストラップ。予価12万8000円。2018年9月発売予定。

単に大きな時計を作りたかったわけじゃなく
ちゃんと最新技術がテンコ盛りです

ハミルトンのミリタリー遺伝子をもっとも濃厚に伝えるモデルといえば、もちろん“手巻きのカーキ”こと「カーキ フィールド メカ」。径38mmの小ぶりなサイズも通っぽく、ビギン読者の定番になっていますよね? 今年はそんな伝統シリーズの新作として、基本デザインはそのまま、径を50mmに拡大してガツンとインパクトを高めたビッグフェイスが登場しちゃいました!

「じつは“手巻きのカーキ”は、私もデザイナーのアルフレッド・ベッラヴェリアも、個人的に大好きなモデル。そこにハミルトンの最新技術を投入したらどうなるかと考えていったら、ある意味必然的にこのサイズに行き着きました。最新技術とは、まず約80時間のパワーリザーブを実現した新開発の手巻きムーブメントの搭載。そしてもうひとつがデザイン上の大きなポイントとなっている超立体的なインデックスです。通常は金属を植字したインデックスの上に蓄光塗料のスーパールミノバを盛りますが、こちらのインデックスはスーパールミノバを丸々モールド成型したもの。厚さは1mmもあります。結果、暗闇では上下左右どの角度からもバキッと輝き、かつ約12時間も発光し続けるのです。ミリタリーをルーツとするカーキに相応しいタフな機能であり、よりマスキュリンで新鮮なルックスも獲得したんじゃないかと自負しています」(シルバン・ドラCEO)

純度の高いスーパールミノバを型に入れて成型する最新技術で、圧倒的な立体感を得たインデックス。ビッグフェイスながら、文字盤がまったく間延びして見えないのもこの3Dインデックスが利いているから。

 

【濃】ブラウンカラーケース+焼印ストラップ

カーキ パイロット デイデイト

視認性に優れる大型デイデイト表示を備える「カーキ パイロット デイデイト」に、新たなバリエが登場。新色サンドカラーのスーパールミノバやブラウンカラーのケースで、飛行機のアナログ式計器からインスパイアされたデザインのヴィンテージ感をぐっと高めた。ハミルトンのHロゴをアレンジしたストラップの焼印もラギッドなアクセントに。搭載するのは標準持続時間80時間の「H-40」。自動巻き。径42mm。ブラウンPVD加工SSケース。ブラウンカーフストラップ。予価10万9000円。2018年5月発売予定。

軍用フライトジャケットのラギッド感を
さりげなく取り入れてみました

ハミルトンと航空界の密接な繋がりは、1918年にワシントンD.C.〜ニューヨーク間のアメリカ初の定期航空便の公式時計ハミルトンが選ばれたことに始まります。つまり今年は同ブランドのアビエーションウォッチにとって100周年の節目。それを記念し、さまざまな新作が発表される予定ですが、なかでももっともビギン読者好みのヴィンテージ&ラギッドな味わいをたたえていたのが「カーキ パイロット デイデイト」の新作でした。CEO自ら、その見どころを語っていただきましょう。

「まずはこのカラーリングですね。珍しいブラウンのPVDケースと、インデックスのサンドカラーが非常に美しいマッチングを見せていると思いませんか。ヴィンテージでありながら、ほんのり都会的なムードもあり、スタイルをぐっと洒脱に格上げする効果も発揮するはずです。さらにはレザーストラップにも注目を。あえてミシンステッチを利かせ、ハミルトンのHロゴと飛行機の翼をアレンジしたものを焼印で入れてみましたが、じつはこちらはアメリカ軍のパイロットが着用するフライトジャケットから着想したデザイン。だからミリタリーやライダースといったラギッドなウェアとも最高の相性を見せますよ」(シルバン・ドラCEO)

サンドカラーのインデックスや珍しいブラウンのPVDケースが、モダンヴィンテージとでも呼びたい味わいを形成。内周の12時間インデックスの赤でスパイスを効かせているのもお見事だ。米空軍フライトジャケットのステンシルを彷彿させる、レザーストラップの焼印マークもスタイリッシュ!

 

【濃】チェッカーフラッグインデックス

カーキ パイロット クロノクォーツ オフィシャル タイムキーパー

2017年に続き、ハミルトンは’18年も引き続きレッドブル・エアレースの公式タイムキーパーを務める。こちらはそれを記念した同レースとのコラボモデルの新作だ。ケースバックにはRedBull AIR RACE公式ロゴを特別に刻印。クォーツクロノグラフ搭載。径44mm。SSケース。ブラックカーフストラップ。予価9万1000円。2018年6月発売予定。

レッドブルのアルミ缶をイメージした
爽快なカラーリングは、夏の腕に最適です

“空のF1”とも称されるレッドブル・エアレースは、世界でもっともエキサイティングなスポーツのひとつ。2017年にハミルトンがその公式計時の大役を任されたこと、時計ファンならご存じでしょう。もちろん’18年もハミルトンはそのまま公式計時を担当。「チーム・ハミルトン」としても、’05年からハミルトンのブランドアンバサダーを務める“秒速のコルシカ男”、ニコラス・イワノフ氏に加え、新たに3人のトップパイロットを招聘し、チャンピオンを狙います。そして、そんな彼らとともに世界の空を駆け巡るご覧の新作クロノグラフ。基本デザインはハミルトンのアビエーションウォッチを踏襲しつつ、シルバー文字盤とブルーのコントラストがじつにクールじゃないですか! 

「このカラーリングは、レッドブルのアルミ缶をイメージしたものです。シルバー文字盤をヘアライン仕上げとしたのもアルミ独特の質感を再現したかったから。結果、ハミルトンのアビエーションウォッチのなかで、もっとも爽やかな雰囲気に仕上がりました。ちなみに12時位置のチェッカーパターンの▼インデックスは、エアレースで使われるパイロンをイメージ。そう聞くと、下のHロゴがまるで飛行機のようにも見えてきませんか? ちょっと茶目っ気あるアビエーションウォッチをお探しなら、うってつけの1本だと思いますよ」(シルバン・ドラCEO)

12時位置のインデックスには、エアレースのパイロンに配されるチェッカーパターンをさりげなくあしらった。シルバン・ドラCEOが語る通り、これが時計全体のチャーミングポイントにもなっている。

 
(問)ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7371
※表示価格は税抜き
 
 

【レッドブル・エアレース千葉2018】開催

今年もレッドブル・エアレースが千葉県立幕張海浜公園で開催決定!
日程/5月26日(土)予選、5月27日(日)決勝

(問)キョードー東京TEL.0570-550-799
http://rbar.jp/

ちなみにe-Begin編集長のナカムラは、2012年にスイスで、ハミルトンパイロットのニコラス・イワノフ氏の曲芸飛行に同乗したことがあります。そのときの貴重動画をご覧ください。6分36秒と長くてスミマセンが、徐々に萎え萎えになっていくのがポイントですのでご覧ください。

時計写真/谷口岳史 時計原稿/吉田 巌(十万馬力)

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ