特集・連載
旅の定番・トロリーは、どんなテーブル下にもすっぽりな「55cm以下」が新基準!
旅とカバンと横丁 遠い海外よりも安近短(安く・近く・短く)な国内旅行の機運が高まる今、旅カバン選びもアップデートの時。そして、そのヒントはズバリ「横丁」! 細い路地裏に狭い店内、食べ歩きにも活躍する小さくて使える旅カバンこそ、安近短時代の大正義なのです! この記事は特集・連載「旅とカバンと横丁」#01です。
狭い横丁で真価を発揮! 小旅行トロリーの最適解
渋谷や銀座で買い物した後、上野のアメヤ横丁まで足をのばして古着屋さんや老舗のミリタリーショップをのぞき、最後はガード下の渋い居酒屋でモツ焼きを肴に一杯……。東京近県に住んでる自分は、ちょくちょくそんな週末旅を楽しんでるんだ。
こういうショートトリップで重宝するのが、最近各メーカーが注力している高さ約55cm程度の小型トロリー。買い物の戦利品をぶっ込めるうえに機動性もバツグン。
何より大抵の飲食店のテーブルやカウンター下のスペースにスッと収まるのがいいんだな。これならトイレへの行き来で邪魔にならないし、店が混み合ってきても周りの人から煙たがられない。
ちなみに愛用のグレゴリーは、コンテナ然としたデザインもお気に入りのポイント。まさに男が持つトロリーって感じで、好みのアメカジにもすんなり馴染むから。そうそう、独自の球体ホイールで取り回しがメチャしやすいのも魅力。アメ横の路地もスイスイ移動できたよ。
日帰りしてもよかったけれど、腰を据えて飲みたかったから今日は近場の安いビジホを予約。たとえ部屋が狭くても、こういうトロリーなら場所をとらなくていいよね。てなわけで大将、こっちにもう1本瓶ビールよろしく!
トロリー界でもロールス・ロイス!?
高さ[約55cm]
GREGORY[グレゴリー]
クアドロプロ 22
頑丈かつ機動性に優れ、汚れモノ用の抗菌&防臭コンパートメント(着脱可)やUSBポートなど、細かな配慮が満載。ボディ両サイドのハンドルでクルマなどへの積み込みも楽チン♡ 容量42L。4万700円(サムソナイト・ジャパン)
耐久性と機動性を備えた球体ホイール
抗菌&防臭に優れるポリジン加工®で中身もハイテク!
まだある“55cm以下”トロリー
“整理上手”で選ぶなら……
高さ[約51cm]
SOLGAARD[ソルガード]
時短スーツケース
内蔵されたシェルフにより、宿に着いたらそのまま洋服棚として活用可能。整頓状態を保つため帰りの荷作りも素早くできるという、じつにナイスなアイデアです。無骨なオリーブカラーも男心をソソる! 容量39L。3万8800円(ソルガード)
特許取得済みの立体シェルフを内蔵!
“快適な移動”で選ぶなら……
高さ[約52cm]
PROTECA[プロテカ]
スタリア CXR キャビン
鮮やかな鏡面ボディや水平垂直の美しいリブが目を引くが、最大の魅力はホイール。一見華奢だが、抜群に滑らかな走りを叶え、静音性も十分! それでいて手元で車輪を固定できるため安全性も高いのだ。容量37L。6万8200円(エース)
独自開発の滑らか&静かなホイールでスイスイ~♪
“収納力”で選ぶなら……
高さ[約53cm]
LOJEL[ロジェール]
キューボ S
狭い場所でも荷物をスムーズに取り出せるよう、前からメイン室へアクセスする構造。ハードケースには珍しいエクスパンション機能も装備し、センタージップを開くとマチが最大3cm拡張。容量37L。3万5200円(ロジェール・ジャパン)
省スペースで出し入れが可能なフロントオープン式。しかも拡張機能で容量UP!
“コスパ”で選ぶなら……
高さ[約55cm]
Coleman[コールマン]×ドン・キホーテ
フロントドアキャリー S
コールマンが手掛けたドンキ限定モデル。便利な前開き式やボトムハンドルに加え、摩耗軽減のため使用頻度の多い後輪を大きくデザイン。U-2万円という価格が信じられない優秀な作りだ。容量35L。実勢価格1万9789円(ドン・キホーテ)
摩耗を防ぐ大きめの後輪で長~く使える!
東京・上野[アメヤ横丁]
アメヤの由来は、戦後、飴を売る店がいち早く並んだ他、アメリカ進駐軍の放出物資を売る店も多かったため。昔から東京のファッション聖地の一つで、昼呑みできる貴重さから最近はガード下の飲食店にハマる若者客も急増。
※高さはすべて編集部で実測
※表示価格は税込み
[ビギン2023年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。