電卓機能をブチ込んだ80年代のハイテク遺産!
闘う男には屈強なスポーツ時計が相応しく感じますが、80年代が舞台の映画やドラマにおいて、力ではなく頭脳で闘う男たちは真逆の時計をちょくちょく着用しています。
それこそがカシオが84年に発売した「データバンク」。そう、電卓のほか電話番号メモリー機能などを備えたモデルです。携帯やPCの普及以前の当時はとびきりハイテク機器であり、だからこそ知性やメカ好き加減を示す小道具としてよく使われるんですね。
時にはオシャレへの無頓着さを表すためにも使われてますが、今の目で見るとこのガジェット感は新鮮。改めて価値を見直したいチープカシオの傑作です!
映画・ドラマに登場したモデル
CASIO[カシオ]
CA-53W-1
今でも服好きから一目置かれている「データバンク」だが、80年代を舞台にした作品や計算高いキャラクターの手元に登場していたのがこのモデル。黒のボディに蛍光色の文字がアクセントとなり、“チープ”なおしゃれを演出するのに抜群だ。廃番。
今買えるのはコレ
ファッションのハズシとしてオシャレさんが改めて注目
CASIO[カシオ]
CA-53WF-2BJF
80年代のデータバンクに最も近い雰囲気を持つモデルの、文字盤に電卓機能を搭載したこちら。デュアルタイムやストップウォッチ機能も備えている。クォーツ。43.2×34.4mm。日常生活防水。樹脂ケース&ストラップ。3300円(カシオ計算機お客様相談室)
『ストレンジャー・シングス シーズン3』
町で起こる超自然的な出来事に立ち向かう少年少女グループの頭脳派リーダー、マイクが愛用。生物や化学が得意でゲームオタクという、彼のナードな気質をよく表している。
『ダークナイト』
ゴッサム・シティに降り立った“究極の悪”にバットマンが立ち向かうアクション映画。ブルーレイ 2619円、DVD1572円(発売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント 販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント)
冒頭の銀行強盗シーンのみでしか確認できないが、「ジョーカー(ヒース・レジャー)がチープカシオを着けている」と話題に。計算高く、枠にはまらないキャラにマッチしていた。
『ブレイキング・バッド シーズン4』
癌を申告された化学教師が、家族に資産を残すため、持ち前の知識を活かして麻薬の製造に手を染めるアクションドラマ。デジタル配信中。ブルーレイ コンプリートパック6076円、DVD BOX5217円(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
50代の化学教師、ウォルター(ブライアン・クラストン)の愛用時計として登場。物語の舞台は2000年代前半ゆえ、若い頃に買った時計をずっと着けているという設定か?
マーティの時計はデータバンクの元祖!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
学生のマーティと、変わり者の博士、ドクによる、タイムトラベル映画の代表作。ブルーレイ2075円、DVD1572円(NBCユニバーサル・エンターテイメント)
CASIO[カシオ]
カリキュレーター CA-50
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公マーティ(マイケル・J・フォックス)は、元祖データバンクとも言える電話番号登録機能なしの「カリキュレーター CA-50」(現在廃番。上で紹介したCA-53番台はこちらの後継的存在)を着用。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年2・3月月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。