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Klaus Boesch クラウス・ベッシュのサンドピクチャー

「砂が描く壮大なアートに日々癒やされています」
サウスウィック ディレクター 篠原 渉さん

フレームを上下逆さまにしたり傾けたりすると、サラサラ砂が流れながら一期一会の模様を描き出す……。オーストリアの作家、クラウス・ベッシュ氏の「サンドピクチャー」を簡単に説明するとそうなります。

ボクのは小さなサイズなんですが、それを意識させない壮大にして幻想的な世界を楽しませてくれる。そのつど海、滝、山、砂漠、霧と、自然界の風景を連想させるのも面白い。動きがあるから吸い込まれるように眺めてしまうんですよね。

癒やし効果も高いから、現代人のデジタルデトックスにもいいんじゃないでしょうか。一人で鑑賞するもよし、リビングに置いて「何に見える?」なんて家族と語り合うもよし。贅沢な時間が過ごせますよ。

じつはボク、20年近くスノードームを収集してきたんです。そう、手で振るとドームの中の小さな街や景色に雪が降るヤツ。海外出張のたびに買い求め、今80個くらいあるのかな。ご想像通り、奧さんには「いい加減にして」と言われています。ボクはもともとそういうものにロマンを感じちゃうタイプなんですね。

だから、よりスケール感が大きく、毎回違う景色を楽しませてくれるコイツをショップで見かけたときは即買い。幸い奥さんや高校生の娘も「スノードームよりいいね!」って喜んでくれました。ただ、ここから作品が増えていったらまた何か言われるかもしれませんけど(笑)。

Klaus Boesch クラウス・ベッシュのサンドピクチャー

Klaus Boesch[クラウス・ベッシュ]
サンドピクチャー

2枚のガラス板の間に比重の異なる砂、水、空気が封入され、毎回違う模様が現れるアート作品。W21×H14×D3cm。「KB コレクション サンドピクチャー ホライゾンギャラリーアイスベルグ」。1万1880円(日成貿易)

サウスウィック ディレクター 篠原 渉 しのはらわたる

サウスウィック ディレクター
篠原 渉(しのはらわたる)

1972年生まれ。ʼ94年シップス入社。販売員を経てレディス、メンズバイヤーを歴任。MDなどを経て、メンズの統括ディレクターに。アメトラの名門「サウスウィック」復活の立役者。趣味はサーフィン。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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