メインのエースとして用意されたアイテムではないものの、ファンからの注目度が高く、実際に重宝されているであろうアイテム同士の対決がこちら。得意の収納力を補うサブアイテムのトゥミと、持ち味とはある意味真逆に振ったブリーフィングによるバウトです。
トゥミvsブリーフィング[裏ヒット]
脇役ながらエース級のヒットをかっ飛ばす
左/トゥミ 右/ブリーフィング
手持ちのトゥミの戦力をさらにアップさせることができたら……。そんな妄想を現実にしてくれる強力な援軍がこちら。その名も〈トゥミプラス〉は、クラッチ持ちできるオーガナイザーや防水ポーチなど、さまざまなサブ収納が連結用のフックやカラビナを装備して多数ラインナップ。
精緻に練られた設計により、適材適所で「自分だけのトゥミ」を築けるとあって、発売数ヶ月で早くも売り上げ右肩上がりの裏ヒット作なのだとか。
ブリーフィングの裏ヒットたるSWは、真っ黒のウェビングテープが目を惹く、2021年秋に登場したライン。デジタルデバイスの収納部が充実しており、ビジネスパーソンからの支持が厚いなか、ブランド側も予想外のヒットを記録したのがこのバックパックなのだそう。
ステッチワークを極限まで減らしたシームレスデザインが、幅広い職種でのビジネス使いを適えたことが裏ヒットの要因か。 いやはや、いずれの名脇役も甲乙つけがたいですね~!
ビギンスタッフがカバンの実力を5段階分析
ライター
礒村真介さん
数年前まで編集部に在籍していたベテラン。カバン特集などを通して、トゥミとブリーフィングの数々の名モデルに触れてきた。
スタイリスト
佐々木 誠さん
なんでもござれな敏腕スタイリスト。ドレスにもカジュアルにも振れるため、両ブランドのカバンはスタイリングで重宝している。
編集部
ナカシマ
もうすぐ編集者歴3年目。就職活動時はトゥミを使用。休日バッグはブリーフィングを使用。両ブランドへの愛は結構なものと自負。
①オンオフ度:ドレスとカジュアル、両方にしっかり馴染むかどうか。
②機能性:防水など、痒いところに手が届く機能があると高得点。
③軽さ:荷物を運ぶ以上、本体の重量がいかに軽いかは大事。
④小分け度:整理整頓の鍵となるポケット数が評価の基準。
⑤容量:キャパシティ。“たっぷり収納”が正義!
[トゥミ]
手持ちのトゥミがさらに便利に!?
TUMI[トゥミ]
トゥミプラス
上から順に、「モバイル・オーガナイザー」W28×H15(37.5)×D3.25cm。1万1000円。「スモール・モジュラー・ポーチ」W18×H3.75×D8.5cm。6600円。「フォルダブル・モジュラー・ポーチ」はカラビナにて連結。W8.5×H10.25(20.5)×D1.5cm。8800円。
フックを利用し対応するパックの荷室内に連結。着脱可能なサブバッグ感覚で活躍する。
背負ったまま使える前ポケをプラス!
展開させれば即席耐水サブポケットに
[ブリーフィング]
ミニマルを極めたらしからぬデザイン
BRIEFING[ブリーフィング]
SW バックパック16
イージーアクセスをコンセプトに開発された、都会的でソリッドなコレクションがこちら。コーデュラエアー糸を強撚したハリコシのある素材感で、16インチPCに対応するスリーブを装備。W30×H41×D12cm。4万6200円。
ソリッドウェーブのライン名の通り、赤ステッチを封印した黒一色のウェビングが特徴。
荷物へのアクセスが容易な設計を追求
止水ジップを多用したソリッドデザイン
※表示価格は税込み
[ビギン2022年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。