特集・連載
無免許 or 原付免許でも乗れる! 数字で知る「電動の殿堂」11選
ハイテク自動車からテスラまで! e-乗りもの大全 これからしばらく“密”はダメです。これからずっと地球温暖化は困ります。どうなっちゃうの~?僕らの未来……。そんな時代をスィ~~~と乗り切るひとつの最適解がe-乗りもの。すなわち、電気の力で走るモビリティです。事実、ここ数年、とくにコロナ禍以降、日本でも電動アシスト自転車や電気自動車の市場が急成長というニュースはよく耳にしますよね? 各メーカーから驚きのテクノロジーを搭載したマシンが続々登場し、一部のモデルは「欲しい!」と思ってもすぐに買えないほどの人気っぷりです。だからこそ今欲しい、e-乗りものを全方位的にご紹介します。 この記事は特集・連載「ハイテク自動車からテスラまで! e-乗りもの大全」#16です。
e-乗りもの界の歴史的発明を覚えておこう
数字で知る電動の殿堂
e-乗りもの業界は今、イイ勢いの日進月歩フェーズに突入中です。ということで、本企画では今までに打ち立てられたさまざまな“数字”に着目。電動の殿堂を勝手に認定します。みなe-感じにワクワクさせてくれるうえ、無免許or原付免許で乗れちゃいます!
1.「スマサークル」が開発したe-スクーターの重量
【12kg】
smacircle[スマサークル]
スマサークル S1
もうそこらのスポーツサイクルより軽いんじゃ!?な重量12kgは、一般的な原付の約7分1くらいの軽さ。目を引く独創デザインがよく出来で、畳めば縦横53×29cmと大きめのカバンならスッポリ収まる設計もスゴイ。最高時速&航続距離は約20kmだけど、3.5時間でフル充電できるから、普段のアシとして大いにアリでしょ。展開時の全長95cm。一般向け販売予価20万9000円(ロイヤル)
約7台でふつうの原付1台分!
2.「SHiNOBi」が開発したe-スクーターの折り畳みにかかる手間
【1タッチ】
SHiNOBi[シノビ]
SHiNOBi(シノビ) E-bike
サドル前のボタンを押せば、近未来のロボットのような滑らかな挙動で、フレーム&ハンドルが全自動で折り畳まれる。速度を自動でキープしてくれるクルーズコントロール機能も備え、いろいろと自動なのがe-トコロ。’22年3月16日までなら、「Makuake」にて割引価格で購入可能だ。全長124.4cm。折り畳み時のサイズW89.5×H96.7×D31.2cm。22.5kg。21万9890円(Blue Ocean Trading)
ポチッとな
ボタン一つで自動開閉!
3.スクーターみたいに走る「エアホイール」発e-スーツケースの容量
【26L】
Airwheel[エアホイール]
SE3minit
《外付けバッグなしでこの容量は規格外!》
モーター&バッテリーさえあれば動く電動の乗りものは、デザインの自由度が高い。そう実感させてくれるのが、この“乗れるスーツケース”。荷物に運んでもらうという逆転の発想に拍手したい。容量の大きな本モデルは最高時速8km、容量26L。W57.5×H25×D38.5cm。約7.5kg。6万5980円。機内持ち込みサイズ対応の小型モデル、SE3S(6万9980円)の展開があるのも超e-ね!(シン三海)
荷物に運ばれるという逆転の発想
4.e-スクーター「トロモックス」MINOの0-100m到達速度
【10秒】
MINO[ミノ]
トロモックス
EVには、時速100kmの到達時間がわずか2秒のモデルが存在するなど、モーター駆動のe-乗りものはエンジン車と比べてめっぽう加速に強い。原付扱いとなるこのe-スクーターも、静止状態から100m先まで進むのに要する時間はたったの10秒。実は電動って乗りものとして超パワフル!と実感。おみそれしやした。全長150cm。70kg(バッテリーを含む)。29万9800円(XEAM事業部 サポート)
エネルギー効率96%の高機能モーター
静止状態から100m先まで進むのに要する時間はたったの10秒
5.“走りながら自動充電”で「ブリヂストンサイクル」が実現した航続距離
【200km】
Bridgestone Cycle[ブリヂストンサイクル]
ステップクルーズ e
後輪はベルトドライブによる人力ペダリングで、前輪を電動モーターでアシストする“両輪駆動”を採用。前から引っ張られるようなアシストを受けられるうえ、前輪側にEVやハイブリッド車のような回生ブレーキ機能の搭載が可能に! ブレーキなどでペダルが止まるたびに充電され、エコモードで200kmの航続距離を実現。全長184.5cm。27.7kg。15万2000円(ブリヂストンサイクルお客様相談室)
一回の充電でなが〜く使える!
6.「ヤマハ」が世界初の“電動アシスト付き自転車”を開発
【1993年】
初代PAS
実はe-バイクを世界で初めて開発したのはヤマハ。「PAS」がその初号機だ。約30年前の登場当時、電池&モーター付きの乗りものはまだ法律上、原付扱いだった。免許とヘルメットが必要だったe-バイクを普通の自転車として発売にこぎつけたことがマジに慧眼。
2022年、さらにカッコよく進化!
YAMAHA[ヤマハ]
PAS CITY-X
今では通勤チャリなどバリエ豊富に派生。全長158.5cm。21.1kg。13万4200円(ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター)
7.「サーロン」がe-モトクロッサーをテスト走行した距離
【10000km】
SUR-RON[サーロン]
Light Bee L1J
e-モトクロッサー開発のエキスパートである中国発のサーロンは、プロライダーの徹底したテスト走行による製品開発が自慢。5回の四川~チベットまでの走行を通じて、バッテリー&モーターのバランス、馬力、信頼性を高めている。バッテリーの出力は最大3000Wで、斜度25%も余裕だというパワフルな走りも魅力だ。全長183cm。52kg(バッテリーを含む)。44万7700円(サーロン ジャパン)
オフロード仕様で四川~チベットの道路もへっちゃら♪
四川省~チベットの約2000km×5回
8.「ケイリン」先導車がベースのXU1をパナソニックが発明
【2020公式】
Panasonic[パナソニック]
XU1
《開発で得られた知見をドライブユニットに応用!》
時速50kmが要求されるケイリン競技の先導車。以前はエンジンバイクがその役割を担っていたが、東京五輪では環境問題への意識を高めるイイ機会にすべく、e-チャリでの先導車を目指すことに。見事時速50kmまでアシストできる高出力電動アシスト自転車が完成! その過程で高めた信頼性&技術を転用したクロスバイクが本作だ。全長184cm。24.5kg。25万1000円(パナソニック サイクルテック)
9.イタリアデザインの本格e-スクーター「ゴッチア」の破格プライス
【16万9400円】
GOCCIA[ゴッチア]
GEV600
《最大出力1300W&航続距離70kmの実力派》
最高時速50km、航続距離70kmとe-スクーターにおける高水準をクリアした本格派。デザインは、伊発祥で100年超の歴史を持つベネリ社が担当した。日本への導入にあたっては、1年以上にわたる走行テストを敢行し、徹底的に改良を行ったとか。それでいて税抜15万円台なのはe-スクーターを本気で普及させたい同社の企業努力によるものだ。全長172cm。56kg。16万9400円(プロト 二輪車課)
デザインはイタリアのベネリ社が担当
10.「glafit」が開発した原付⇔自転車二刀流バイクの予約待ち人数
【5000人】
glafit[グラフィット]
HYBRID BIKE GFR-02
漕がずともスロットルを回すだけで走行できるe-バイク。電源を切りナンバープレートを覆うと「自転車」になるオプション機構、通称「モビチェン」でバイクとの使い分けが可能。自転車走行可能な歩道も走れるなど、都市部で威力を発揮する。その取り回しやすさから第二世代モデルの予約待ちは5000人オーバーとか! 全長125cm。約19.4kg(バッテリーを含む)。19万8000円(glafitサポート)
日本初のナンバー表示切り替え「モビチェン」が話題に!
11.「ホンバイク」がマクアケ史上最高額を達成
【6億2365万円】
HONBIKE[ホンバイク]
ホンバイク
アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で、2021年に史上最高の応援購入額を達成。フレーム内に隠されたシャフトで動力を伝えるチェーンレス構造が斬新で、アルミダイキャストのボディや、制動性の高いディスクブレーキを前後輪ともに採用するなど、スペック面がとにかくホン格。コロナ禍のモビリティ需要を刺激しまくった!? 全長157cm。20kg。19万9000円(ホンバイク)
自転車なのにチェーンレス!?で大ヒット!!
※表示価格は税込み
[ビギン2022年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。