特集・連載
通好みな一本が欲しいなら、自社製ムーブを搭載したIWCのパイロット時計を
一生モノの腕時計は絶対に“小ぶり”がいい 「わかりやすく男らしい径40mmオーバーの時計を着けてインパクトを出す」。こと服装がライトになる夏~晩夏にかけて、そうしたい気持ちはわかります。ただ想像してみてください。体型や雰囲気、腕の太さ、さらには服装までも変わっているだろう20~30年後も着けるとしたら、その大きい時計は似合うと思いますか? それが30mm台の小ぶりであれば、別の話。歳を重ねた男の腕にすっと馴染むし、“今”着ければ、通も唸る「洒落た一手」として大いに活躍してくれることでしょう。小ぶりゆえのトラッドな佇まいは長年愛せる定番服と最高の相性を誇り、着用感も当然ライト。そのクラシックなオーラは流行の影響も受けにくく、価値も失わない。ね、小ぶり時計が絶対いいでしょ? 今回は8本を厳選してお届け! アナタのご愛用時計と比べたりしながら、ぜひご堪能くださいませ。 この記事は特集・連載「一生モノの腕時計は絶対に“小ぶり”がいい」#06です。
何に合わせてもずっと似合うトラッドな趣。無理のない着け心地のよさ、損なわれない価値。投資としても、腕時計は“小ぶり”が正解です。
1.定番ファッションに合うトラッドな佇まい
2.無理のないサイズ感、着け心地のよさ
3.トレンドに流されずその価値を失わない
ここの現行パイロット時計の中で最も通好みな一本といっていいかも
パイロット・ウォッチ・オートマティック・スピットファイア ―径39mm―
1948年に英国空軍の依頼で開発した「マーク11」をはじめ、名作航空時計を数多く輩出してきたIWC。今もメチャ多彩にパイロット・ウォッチを展開しているけれど、個人的に一番気に入ったのがご覧のモデル。
マークシリーズの正統な末裔「マークXVⅢ」より1mm小さいこともあり、よりヴィンテージ感が強いんだな。もっともさらに小さい「パイロット・ウォッチ・オートマティック36」もあるけれど、こちらが搭載するのは自社製のCal.32110。より通好みの一本が欲しいなら狙ってみて。
程よく小ぶりなケースに自社製ムーブを搭載
IWC[アイ・ダブリュー・シー]
パイロット・ウォッチ・オートマティック・スピットファイア
IWCのパイロット・ウォッチの中では最小ではないが、マーク11を彷彿させるヴィンテージなルックスや、72時間パワーリザーブの自社製ムーブメントを搭載することから、マニアに人気のモデル。軟鉄製インナーケースを仕込んだ耐磁性の高い伝統のケース構造も魅力だ。径39mm。SSケース。布製ストラップ。62万1500円(IWC)
マーガレット・ハウエルのカバーオール4万7300円(マーガレット・ハウエル) ヤン マッケンハウアーのパンツ4万1800円(メイデン・カンパニー)
①ベーシュの夜光もノスタルジック!
②英国空軍時計の伝統デザインを受け継ぐ
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。