特集・連載
初代エル・プリメロが復刻!? マニアックなデザインも小ぶりならスッと馴染む
一生モノの腕時計は絶対に“小ぶり”がいい 「わかりやすく男らしい径40mmオーバーの時計を着けてインパクトを出す」。こと服装がライトになる夏~晩夏にかけて、そうしたい気持ちはわかります。ただ想像してみてください。体型や雰囲気、腕の太さ、さらには服装までも変わっているだろう20~30年後も着けるとしたら、その大きい時計は似合うと思いますか? それが30mm台の小ぶりであれば、別の話。歳を重ねた男の腕にすっと馴染むし、“今”着ければ、通も唸る「洒落た一手」として大いに活躍してくれることでしょう。小ぶりゆえのトラッドな佇まいは長年愛せる定番服と最高の相性を誇り、着用感も当然ライト。そのクラシックなオーラは流行の影響も受けにくく、価値も失わない。ね、小ぶり時計が絶対いいでしょ? 今回は8本を厳選してお届け! アナタのご愛用時計と比べたりしながら、ぜひご堪能くださいませ。 この記事は特集・連載「一生モノの腕時計は絶対に“小ぶり”がいい」#05です。
何に合わせてもずっと似合うトラッドな趣。無理のない着け心地のよさ、損なわれない価値。投資としても、腕時計は“小ぶり”が正解です。
1.定番ファッションに合うトラッドな佇まい
2.無理のないサイズ感、着け心地のよさ
3.トレンドに流されずその価値を失わない
デザインも色もマニアックだけどこのサイズだからスッと馴染む
クロノマスター リバイバル エル・プリメロ A385 ―径37mm―
エル・プリメロといえばゼニスが大事に作り続けるクロノグラフ・ムーブメントの最高峰であり、時計好きなら一度は入手を考えたことがあるんじゃないかな。そんな方々の背中を強く押すのがコチラ。
グラデーション文字盤といい、エッジの利いたケース形状といい、ツイストの利いた感じがいいでしょ? なんとなく近未来テイストもあってさ。
じつはこちら、初代エル・プリメロ搭載機の忠実な復刻バージョン。大きさも当時と同じ37mmだから、意外と幅広いスタイルのコク出しに絶好だよ。
初代エル・プリメロの粋なスタイルを忠実復刻
ZENITH[ゼニス]
クロノマスター リバイバル エル・プリメロ A385
1969年に誕生した名作クロノグラフ・ムーブメント、エル・プリメロ。こちらはその初代搭載機のうちの、角張ったトノーケースにラダーブレスを装着したモデルを復刻したものだ。スモーキーなグラデ文字盤も当時のまま。自動巻き。径37mm。SSケース&ブレス。96万8000円(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)
セント ジェームスのカットソー1万4850円(セントジェームス代官山店)
①時計業界初のグラデ文字盤を忠実に再現
②中ゴマの空いたラダーブレスも完全踏襲
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。