特集・連載
今、“小ぶり”時計がお洒落&一生モノ!! ならばカルティエ タンク マストこそMUST!
一生モノの腕時計は絶対に“小ぶり”がいい 「わかりやすく男らしい径40mmオーバーの時計を着けてインパクトを出す」。こと服装がライトになる夏~晩夏にかけて、そうしたい気持ちはわかります。ただ想像してみてください。体型や雰囲気、腕の太さ、さらには服装までも変わっているだろう20~30年後も着けるとしたら、その大きい時計は似合うと思いますか? それが30mm台の小ぶりであれば、別の話。歳を重ねた男の腕にすっと馴染むし、“今”着ければ、通も唸る「洒落た一手」として大いに活躍してくれることでしょう。小ぶりゆえのトラッドな佇まいは長年愛せる定番服と最高の相性を誇り、着用感も当然ライト。そのクラシックなオーラは流行の影響も受けにくく、価値も失わない。ね、小ぶり時計が絶対いいでしょ? 今回は8本を厳選してお届け! アナタのご愛用時計と比べたりしながら、ぜひご堪能くださいませ。 この記事は特集・連載「一生モノの腕時計は絶対に“小ぶり”がいい」#01です。
何に合わせてもずっと似合うトラッドな趣。無理のない着け心地のよさ、損なわれない価値。投資としても、腕時計は“小ぶり”が正解です。
1.定番ファッションに合うトラッドな佇まい
2.無理のないサイズ感、着け心地のよさ
3.トレンドに流されずその価値を失わない
美しさはそのまま。よりエシカルに進化
カルティエのタンク マスト ―29.5×22mm―
ちょっとした手の所作すら美しく見せてくれる……。「タンク」って、そんなオーラのある時計だと思う。これはキッパリした直線基調のケースと優美なローマ数字を合わせた秀逸デザインの賜物。1917年にルイ・カルティエがデザインしたときには、相当時代の先端を突っ走ってたんだろうな。
小ぶりの角型時計は着用者を知的に見せる効果があるけれど、タンク(戦車)の名の通り、どこか力強さも感じさせるのもいいんだよね。実際ケースの縦枠を上下に突き出してラグと一体化させたデザインは、第一次世界大戦で英国軍が初めて投入した戦車のキャタピラーから着想したものだしね。
今年はその伝統デザインそのまま、カルティエ初となる光発電ムーブメントを搭載した「タンクマスト」が登場した。ちなみにストラップはリンゴの廃棄物などを約40%使用した非動物性レザー。これ、エコやサステナブル性を大事にしたい時代の気分にぴったりじゃない?
お値打ちな価格も嬉しいし、「タンク」本来の先進性や時代を超越するモダニズムを体感したいなら最高の選択だね。
角型小ぶりの傑作、ソーラーになってエコ&お値打ちに
なんとインデックス部分で光を集める!
CARTIER[カルティエ]
タンク マスト
「タンク マスト」は「タンク」の入門編として1977年に誕生した「マスト ドゥ カルティエ」から着想を得た新コレクション。約4年かけて開発した独自の光発電クォーツムーブを搭載。モデル着用のスモールは29.5×22mm。SSケース。非動物性レザーストラップ。31万200円。(カルティエ カスタマー サービスセンター)
「“小ぶり”の時計っていわば、自己投資だよなぁ」
ブルックス ブラザーズのシャツ2万900円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
①「ソーラービート™」の蓄電池は16年間交換不要
②品格あふれる“いつもの顔”
③ベルトの約40%はリンゴの廃棄物等
C4 design studio © Cartier
④ムーブメントも薄く着け心地快適
もう少し大きいラージサイズ33.7×25.5mmも
ラージ(33.7×25.5mm)32万5600円
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]写真/若林武志 文/吉田 巌(十万馬力) スタイリング/武内雅英(CODE)