特集・連載
“違い”がわかる人にこそ知ってほしいソックス、グレスラ、ボーダー、デニムの名品
正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール] 「正しく服を選べる人になりたい」心の声つぶやいちゃった、みたいで失礼。ただ、このぼやき、あながち嘘にあらず。昨今モノ多すぎ&情報も押し寄せてくる……で、昔以上に正しく服を選ぶのが難しいと痛感したワケです。そこで今回、各ジャンルにて「ここに気をつける」を総点検。基本&新ルールで、わかりやすく解説していきます この記事は特集・連載「正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール]」#20です。
知らなきゃなかなか辿り着けない、でも知ってる人は選んでる。そんな名品ってまだゴロゴロ眠ってるんです。勢いにまかせて衝動買いする前にここでオサライしときましょ♪
ソックスなのに消耗品という概念を超えた
耐摩耗のコーデュラ混
GLEN CLYDE[グレンクライド]
ライフロングソックス
“穴が開いたら捨てる”というソックスの概念が、コーデュラ混の素材で一変! ハンパない耐久性でそもそも破れない!のに、穴が開いたら交換してくれる「ソックスの永久交換」はもはや常識。今ではドレスソックスまで展開し、週7でお世話になってます。各2200円(グレンクライドソッククラブトウキョウ 日比谷OKUROJI店)
グレーパンツでクリースが消えないのはまさに革命でした
特殊な樹脂付けで折り目をキープ
THE SUIT COMPANY[ザ・スーツカンパニー]
クイックタッチパンツ
休日のグレーパンツは今や当たり前ですが、休日明け、そのクリースちゃんと残ってる? スーカンのお手頃なこちらは、裏面に樹脂加工を施すことでビシッとキマったクリースが半永久的に消えない!
しかも丈が2段階に調整できて、さらにオン⇔オフに対応。まさにレボリューション!! 8580円(ザ・スーツカンパニー銀座本店)
ボーダーといえばセント ジェームス。その柄の違いわかる?
左/海軍由来のパネルボーダー[ナヴァル] 右/漁師由来のオールボーダー[ウェッソン]
SAINT JAMES[セント ジェームス]
ボーダーボートネックT
ボーダーカットソーの代名詞、セント ジェームスにも、ちゃ~んと選びのポイントがあります。そう、それがボーダーの種類。右は漁師の防寒着を出自とするその名も「ウェッソン」。一方、左は、海軍の制服を由来とする「ナヴァル」と言うんですよね。
ちなみに、ウェッソンはナヴァルに比べて胸囲と裾幅にゆとりがあり、袖丈もMサイズ相当で約4cm長い。つまり、ゆったり着たいなら漁師のウェッソン、コンパクトに着たいなら海軍譲りのナヴァル、という選び方も正解と言えるでしょう。ウェッソン1万1880円。ナヴァル1万4850円(セント ジェームス代官山)
デニムは「裾の味を失わない」が定石。しかも今、シルエットが超充実!!
最高の味を“切らず”にすむ
WAREHOUSE[ウエアハウス]
セカンドハンドシリーズ
丈詰め不要で、ヴィンテージのようにリアルな色落ちを裾まで堪能できる、ウエアハウスの“セコハン”シリーズ。ご存じの方も多いかとは思いますが、今や5人兄弟にまでシルエットが増えてるってちゃ~んと把握できてます?
1stモデルの1001のストレートに加え、ゆったり具合とテーパード度合いが違う4種類をラインナップ。まるでヴィンテージのような迫真の色落ちが、自分好みのシルエットで楽しめるなんて、もはやガチヴィンテージは不要の時代!? 1001は2万8600円、1101・1105・1100・1606は各2万6400円(ウエアハウス東京店)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。