ポロシャツ定番ブランドならではのシルエット＆素材感。その違いを知る

ポロシャツの誕生からおよそ90年。ピンもキリも多い人気服となった今だからこそ、安心して“正しい”と思えるのは、“定番”と認められるブランド。まずはその代表作のシルエットと素材感（鹿の子ならカジュアル、高ゲージならドレッシー）に注目して、各々の個性を把握しましょう。

魅せるシルエットと極フワな編み地に♡

Polo Ralph Lauren［ポロ ラルフ ローレン］
カスタムスリムフィット ソフトコットン ポロシャツ

1972年からブレずに展開される名作。上腕に沿ってカーブした短めの袖をはじめとする、体を美しく魅せるパターンが秀逸。ソフトを極めたコットンインターロック素材もヤミツキの要因。1万7600円（ラルフ ローレン）

1933年に誕生鹿の子ポロの祖

LACOSTE［ラコステ］
L.12.12

言わずと知れたポロシャツ界の北極星。単一の高級糸だけで編み上げたコットン鹿の子生地は、艶やかで通気性もピカイチ。クセのないシルエットも長～く愛せる理由のひとつ。1万4300円（ラコステお客様センター）

90年近い歴史を持つ名作中の名作ポロ

JOHN SMEDLEY［ジョンスメドレー］
アイシス

代名詞のジョンスメドレーズシーアイランドコットンで編み立てた、30ゲージのニット地は驚くほど品あり。英国工場でしか表現できない微妙に湾曲した衿も、通の目印だ。2万8600円（リーミルズ エージェンシー）

国内の実力派ニッターが持てるノウハウを凝縮

BATONER［バトナー］
4シーズンズ ウール ハーフスリーブ ポロ

極細番手の特殊なウールを紡績して、32ゲージ！という超ハイゲージ機で編み立てた力作。シルキーな光沢感と、ウール本来の吸放湿性＆キックバック性も兼備した、美しくも機能的なポロ。2万6400円（バトナー）

アメトラなポロを微サイにアレンジ

SCYE BASICS［サイベーシックス］
ガーメント ダイド コットンピケ ポロシャツ

アメトラ然としたドロップテールの製品染めポロが、数シーズンぶりに復活。第1ボタンを開けて着用した際に衿元が美しく見えるよう、緻密なパターン設計が施されている。1万4300円（マスターピースショールーム）

最高級鹿の子のおかげで細身でもストレスフリー♪

Brooks Brothers［ブルックス ブラザーズ］
スーピマコットン ストレッチピケ パフォーマンス ポロシャツ スリムフィット

細身なのに窮屈とは無縁♪なのは、上質なスーピマコットン製の鹿の子生地を贅沢使いしてるからこそ。発色がよくて毛羽立ちにくくてストレッチも利いた、まさに秀才！　1万1000円（ブルックス ブラザーズ ジャパン）

1950年代以来、英国製を貫き通す傑作

FRED PERRY［フレッドペリー］
M12

月桂樹ロゴや衿と袖の2本ラインと並んで、名だたるアーティストを魅了してきた美細シルエットもアイコニックな意匠。伝統のコットン鹿の子生地のおかげで、細身でも快適。1万4300円（フレッドペリーショップ東京）

世界一有名な諜報員もトリコにした名ポロ

SUNSPEL［サンスペル］
Q75 リヴィエラ・ポロシャツ

一般的なコットン鹿の子地よりも、軽くて柔らかくて通気性に富む、独自のメッシュ素材“Q75”を使用した看板ポロ。現役007、ダニエル・クレイグのために設計された、体のラインに沿うシルエットも特徴。1万5400円（サンスペル 表参道店）

品がいいのにラク♪な大人の模範ポロ

SLOANE［スローン］
18G コットン天竺ポロ

高級超長綿である“GIZAコットン”を使って高ゲージで編み立てた天竺ニットは、エレガントな光沢と蒸れ知らずなシャリ感を両得。適度に余裕のあるシルエットも、品を欲する大人には響くはず。2万5300円（スローン）

 
※サイズデータはすべてMサイズ相当モデルの値
※表示価格は税込み

［ビギン2021年9月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。