特集・連載
上質オーラ放つジャパンメイドアイテム3選
ブランド大研究2021 恒例「ブランド大研究」今年も開催! いつの時代でも揺るがない“ブランドの力オーラ=絶大な安心感”を持つ名作を、「なぜ便利?」「なにがすごい?」「比べてみて……」etc.とあらゆる角度で検証、“使える!!”をわかりやすく解説します。知られざる隠れ傑作から希少なレアモノまで、もれなく紹介。情報過多に惑わされずココから選んで、“買ってよかった~♡”を実感ください! この記事は特集・連載「ブランド大研究2021」#32です。
モノのよさは、なにもブランドのロゴやタグだけで決まるものではありません。ここでは、上質オーラ放つジャパンメイドのアイテムを、ルサンパレイユ、メイプル、ヒステリックグラマーの3ブランドより厳選してご紹介!
仏ワーカーに愛された「控えめモールスキン」を再現
LE SANS PAREIL[ルサンパレイユ]
コットンモールスキンジャケット
’40~50年代の自社のカバーオールを研究し、糸の太さやステッチの運針数まで再現した一着。とくに岡山で製作したモールスキンは、オリジナル同様、光りすぎない光沢感を出すべく心血を注いだ。ちなみにこの黒は市場や農業関係のワーカーなどに好まれた色。2万4750円(スタンレーインターナショナル)
控えめモールスキン
’50年代当時の生地とほぼ変わらない落ち着いた光沢感。
フランスらしい衿のカーブも忠実に踏襲したデザイン
since:1894
country:フランス
フランス、ローヌ地方で創設されたワークブランド。約80年続いたのち、一度は消滅したが、2019年秋冬より日本の生産背景のバックアップのもと、再スタートを果たしている。
まさかのホールガーメント製! 快適「ポリガンジー」
MELPLE[メイプル]
ホールガーメント ガーンジーニット
厳しい潮風にさらされる海の男たちが愛用したガンジーニットをベースに、重たいウール糸ではなく、柔らかく軽いポリエステル糸を使った現代的な作り。最新のニッティングマシンによるホールガーメント製法で、立体的ながら継ぎ目が一切ないのが最大の特徴。着心地もストレスフリー。1万9800円(デルタ)
ポリガンジー
ごわごわウールと真逆の軽快さが味わえる最新鋭のニッティング。
部位ごとに切り替えた編みの継ぎ目もスムーズ!
since:2003
country:日本
古きよきカリフォルニアのライフスタイルに着想を得た、メローなムードを漂わせるスタイルが真骨頂。日本の技術や素材を使い、上質なリラックスカジュアルを展開する。
ヴィンテージさながらの変則杢。「ゴマ塩裏毛」
HYSTERIC GLAMOUR[ヒステリックグラマー]
カーディガン
まるで砂嵐のような杢スウェットのカーディガンは’50sのヴィンテージに着想を得たアイテム。その独特の表情は昔ながらの吊り編み機を使い、中糸を極端に表に出すことで表現されたもの。質感はかなりクラシックながら、あくまですっきりとした現代的なシルエットに。3万9600円(ヒステリックグラマー)
ゴマ塩裏毛
ふっくらとした生地にメリハリある杢という古着の味をリプロダクト。
前立て部分とポケット口はタフな鬼鹿の子仕立て
since:1984
country:日本
10代からロックに傾倒してきたデザイナーの北村信彦さんが設立したブランド。ここ日本でいち早く音楽とリンクしたファッションを提唱し、今日まで変わらず貫いている。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。