特集・連載
ハードなライダースもふわふわのフリースを合わせれば、いかつく見えない!
カジュアルファッション教本 スーツならいつもビジッと着こなしてるよっていうアナタでも、カジュアルなファッションとなるとどう? 急に雲行きが怪しくなる人も多いんじゃないかと……(汗)。何もかも生活様式がリセットされた今、男のお洒落にトレンド追従や高級志向は一切不要! これからの時代に必要なのは、ベーシックな服を正しく着こなすためのデリカシー=気配りの細やかさだとBeginは考えます。というわけで、お金をかけずとも(あるいは少しの投資で)、“デリカシー”のある男になるための企画を用意しました。 この記事は特集・連載「カジュアルファッション教本」#17です。
ハードな素材を肩肘張らずに着こなす[テレコの法則]
ハードなライダースにはふわふわのフリース
格闘技なら剛柔併せ持つだとか、外交では硬軟織り交ぜてだとかいう言葉が手練れのスタイルを語る常套句になっている通り、こなれた人ほどそうした見極めが上手いもんです。
たとえばハードなレザーに無骨なデニムを合わせた日には半世紀前のロッカーか、はたまたそれに憧れる不良少年にまっしぐら。
要はいずれにしても時代錯誤に見えがちなんです。でも、そこがふわふわのフリースなら、万事解決。力が抜けてておまけに快適。実践しない理由はないでしょう!
いかつく見えないライダーススタイル
[HARD:ライダース]×[SOFT:ふわふわのフリース]
ロバート コリーナのニット3万2700円。(シップス 銀座店)エディフィスのシャツ1万5000円。(エディフィス新宿)コンバースの靴1万2000円。(コンバースインフォメーションセンター)
CINQUANTA×BEAMS F[チンクワンタ×ビームスF]
別注ホースレザー ダブルライダースジャケット
上衿をスタンドカラーにしたノーブルな一着はキメの細かいホースレザー製。着込んだときの美しさは、思わずうっとりするほど。14万8000円。(ビームス 六本木ヒルズ)
MAKE SENSE LABORATORY[メイクセンスラボラトリー]
IGOKOCHI PANTS
毛足が短めながら肌に触れると柔らかい、ポリエステルフリースのイージーパンツ。ダボつかないスッキリしたシルエットも秀逸。1万5000円。(Make Sense Laboratory)
コレはNG―[ロックに憧れるヤンキー男]
教えてくれたテレコの達人
スタイリスト 鈴木 肇さん
老舗にも新鋭ブランドにも精通し、小誌をはじめ、多数の雑誌や広告を手がける人気者。仕事はカタいが頭は柔らかいミックス巧者。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。