特集・連載
選ぶべきは真面目なネイビースーツ。ポイントを押さえ、理想の相棒をゲットしましょ♪
スーツスタイルの超基本 ビジネスとカジュアルの境目があいまいになっている昨今。だからといって、スーツの着こなしに関わる常識をおざなりにするってのは、服好きとしてナンセンスです。本特集で、ビジネスシーンから冠婚葬祭までの超基本10大事項をこっそりおさらいしましょ♪ この記事は特集・連載「スーツスタイルの超基本」#02です。
最もドレッシー&万能のスーツといえば、紺無地のそれ。時代に流されず最大限に着回すためにも、真面目な一着を選びたいものです。チェックすべきはこちら!
一生時代に流されない“真面目なネイビースーツ”を見極める
最初に買うべき本格スーツは?という疑問に対する回答となるのが、無地のネイビースーツ。
紺無地の持つ清潔感や誠実な印象は、ビジネスにおける最強の武器。華やかなシーンにも映えますし、最初にイイものを一着買っておくのは最も理に適った判断です。
その際、万能性を最大限に活かし、長きにわたり着るためにも、選ぶべきは真面目なネイビースーツ(ボタンホールが水色とか、絶対ダメ!)。ポイントを押さえ、理想の相棒をゲットしましょ♪
SHIPS[シップス]
3B段返りスーツ
繊維の細い上質なスーパー130’sウール原毛からなる、ロロ・ピアーナ社の通年梳毛生地「フォーシーズンズ」を使用。奇をてらわない、王道の一着だ。8万4000円。(シップス 渋谷店)
CHECK POINT
基本に忠実なディテールこそ、シーンを選ばず着回せ、長きにわたって着用できるカギ。以下の項目をチェックしよう。
シーンも季節も不問!な濃紺無地のツイル
ドレッシーな場での着用も考えると、最も汎用性が高いのは濃紺無地である。とりわけツイル(綾織り)地は強度に優れ、季節を問わず着られるものが多い。
クラシックな3つボタン段返り
2Bがダメではないが、よりクラシックで普遍性が高いのがこちら。上のボタンはラペルの形状に合わせて返るため、留めないで着るのが正解なのだ。
行き届いた配慮が宿るポケット脇のDカン
負荷がかかるポケットの端を補強するべく施されるのが“D”型のかんぬきステッチ。地味な意匠に見えるが、このひと手間が長年の愛用を後押しする。
ゴージラインの角度が肩線と平行だと美しい
カラーとラペルをつなぐ線をゴージラインといい、その角度も表情の要だ。これが肩線と平行に並ぶのが最も基本的で、バランスも◎。
ス~ッと吸い付くように首回りがフィットする
首回りを富士山型にせり上がる線を「のぼり」という。ここが首へ吸い付くようにのぼっていることが、丁寧なアイロンワークの証明だ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。