特集・連載
生活が豊かになる近代美術館永久収蔵ブランドの日用雑貨
長~く使えるA級リビングモノ傑作選 日本は世界一の長寿国。平均寿命は延び、今や人生100年時代! 最も長~い時間を過ごすであろう“住”空間の見直しは不可避となりました。ってことで、永久に使いたくなるA級モノを積極果敢に取り込みましょ。 この記事は特集・連載「長~く使えるA級リビングモノ傑作選」#12です。
手っ取り早く生活を豊かにするには、優れたデザインを取り入れるが吉。狙い目はMoMAやスミソニアンなど権威ある美術館に永久収蔵されるブランド。創業100年超の老舗から新興まで、語れる傑作ブランドの日用雑貨をご紹介します。
シンプルでどこでも馴染む名作
gedy[ゲディ]
ティッシュボックス
蓮池氏デザインの知る人ぞ知る名作。40年以上もの間、欧州の有名ホテルの客室で使用されるロングセラー。壁掛けにも対応。W25.8×H6.3×D13.2cm。3000円。(メトロクス)
Country:イタリア Since:1953年
イタリアで活躍する日本人デザイナー、蓮池槇郎氏が手掛けたゲディのトイレブラシ。そのデザイン性の高さから、トイレタリーの革命品として知られる。ちなみに、以前セイコーに勤めていた蓮池氏は、前回の東京五輪で使われた時計のデザインを手掛けた実績も。
“下半身”周辺事情をスマート化したトイレの革命品
見せたくないブラシとホルダーを一体化した美しいフォルム
蓮池槇郎氏
サイドカーで有名なライフハイトは50年以上も愛される
必擦 掃除人
セカンド掃除機に◎
LEIFHEIT[ライフハイト]
レグラス
電気も粘着シートも不要なエコ掃除機。深夜でも気兼ねなく使えて、室内は常に清潔に。レトロなデザインは壁に立て掛けたままでもサマになる。W28×H7×D19.5cm。6000円。(セイエイ)
前後に動かすとブラシがワンタッチ回転し、ゴミをかき取る
Country:ドイツ Since:1959年
トロリー付きサイドカーで知られるライフハイト。その本拠地ドイツは、世界一キレイ好きといわれる掃除先進国なんです。その地で、50年以上も愛され続けるカーペットスイーパー「レグラス」もまた同社が手掛けており、現在も年間3万台以上出荷する隠れ名品です。
サイドカー
発売当時のカタログ。基本的な構造は今も変わらない
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。