普段使いに効く希少な軍物、愛される名品サービスシューズを徹底リサーチ!
タフが求められる軍靴にあって品を重視していたサービスシューズ。普段使いに効く希少な軍物として愛される名品を徹底リサーチ!
サービスシューズも男もやっぱり“Tバック”には反射ダち!
ヒールの“T”字補強パーツは名作の証
数ある軍靴のなかで服好きから最も支持されるのが、’40年代~2000年代まで米国海軍で支給されていたドレス・オックスフォード、通称“サービスシューズ”です。
理由は単純で、戦場ではなく式典等の用途として作られたため見た目がベーシックだから。とくにヒールに“Tバック”と呼ばれる補強革を備えた、最初期の’40年代製シューズは傑作として誉れ高し!
仕立ても丁寧でウエストがくびれ、フィット感も極上♪ 通が反射的に反応するのも無理はありません。後年にはTバックもくびれもなくなりますが上品顔は健在。今の装いにも効果大の名靴です。
くびれに萌えるのも一緒♡
1940年代誕生
US NAVY DRESS OXFORD SHOES
70年近く支給されていた名品のなかでも、’40年代製の靴は作りが凝りまくり! 写真はかのA社が軍に供給していたとされる超激レア品だ。1944年製。4万円。(サファリ1号店)
初心者でもわかる! サービスシューズの変遷
黒革を使った外羽根の短靴、という基本設計は不変だが、年代によって細部は仕様変更あり。その判別法をサクッとレクチャーします。
miniタリーコラム
ジャーマントレーナーもマルジェラが流行らせた!?
’70年代~’90年代前半にドイツ軍に支給されていた名品は、かのマルジェラがホレた♡仏の絶滅“利く”種!のM-47と同様、2002年にマルジェラがコレクションで発表したことを契機に、服好きの定番靴として広まった。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。