特集・連載
捨てられない俺のTシャツSTORY ~プリントT編~
俺の捨てられないTシャツストーリー Tシャツは自らの写し鏡。愛したTシャツを見ればその人の人生まで透けて見えてくる! ってことでここでは業界屈指の服好きたちに、ど~しても捨てられないTシャツと、そこに秘められた逸話を取材しました。 この記事は特集・連載「俺の捨てられないTシャツストーリー」#04です。
キム○ク♡でスタイリスト志願
HYSTERIC GLAMOUR[ヒステリックグラマー]
スタイリスト
宮崎 司さん
15年近く前にまだ学生だった頃、当時神と崇めてたキム◯クがこのイギー・ポップ柄ニットをドラマかなにかで着てたんです。それを見て即買いに走ったんですがニットは売り切れ(萎)。代わりに同柄のTシャツをゲットしたんですが、今思えばこれが服を渇望し始めた原点。スタイリストになるキッカケを与えてくれた一枚ですね。
妻との思い出♡
BANANA REPUBLIC[バナナ・リパブリック]
ザ・スーツカンパニー メンズバイヤー
藤長 淳さん
’78年の創業時から’80年代前半にかけて、バナリパは“サファリ”テイストを前面に押し出していてホントにかっこよかった!……けど、その頃はまだ日本ではなかなか入手できなかったんです。今の奥さんと一緒に並行輸入店で見つけたこのドンズバなサファリ調のプリントTを見ると、当時の思い出がフラッシュバック。当時のカタログと一緒に大切に保管しています。
初デザイナーズT
JOHN GALLIANO[ジョン・ガリアーノ]
ビームス 原宿 ショップマネージャー
長谷川 和孝さん
’90年代前半、まだ自分が高校生だった頃、ファッションに興味を持ちだしたときに知ったブランドがここ。で、思えばこれが初めて買ったブランドT。頑張って買ったわりにそれほど着ていなかったのに、なぜか奇跡的に現在まで手元に残ってるんですよね。でもあまりに長くいるうちにどんどん愛情が増してしまって、気づけば捨てられなくなってました。多分ほぼ着ないのに一生一緒にいる気がします。
巨匠の直筆サイン入り
LARRY CLARK[ラリー・クラーク]
フィギュア インク ディレクター
早川雄介さん
名画『Kids』で監督を務めたラリー・クラークの直筆サインが入った貴重な一枚! 今までいろいろな有名人と会う機会があったんですが、ぶっちゃけサインが欲しいと思ったのは彼だけ。数年前に来日した際、彼が足を運んだ場所で頑張って待ち構えて話しかけてみたら、丁寧に応えてくれて、写真までOK! 短時間でしたが夢のようなひとときを楽しめたことが、これを見るたびに蘇ります。
巨匠の直筆サイン!
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。