アイコン的シャンパーニュが誕生150周年のアニバーサリー

モエ・エ・シャンドンのモエアンペリアル 150年アニバーサリー

フランス北東部、シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインを指すシャンパーニュ。さて、最初にシャンパーニュの原型を発明したのって誰だかご存じ？　正解は17世紀に活躍したベネディクト派の修道士だったドン・ピエール・ペリニヨン僧。今ではプレステージ・シャンパーニュの名前や某クリスタルブランドのフルートグラスの名称としてもお馴染みですが、じつは偉人の名前だったんですね～。で、実際にシャンパーニュが完成したのは18世紀に入ってからなので、意外にもその歴史は新しいのです。1743年には後に世界有数の規模を誇るモエ・エ・シャンドンが設立。そして、1869年にシャンパーニュのアイコン的存在であるモエアンペリアルが誕生したのです。

前置きが長くなってしまいましたが、つまるところ今年はモエアンペリアルが誕生して150周年。で、これを記念したボトルが発売されるのです。「Impérial（皇帝）」の頭文字である「I」をボトルに刻み、モエ・エ・シャンドンの新しいシンボルとなっています。そもそもモエアンペリアルは、3代目当主のジャン・レミー・モエ氏と親交のあった皇帝ナポレオン一世の生誕100年を記念して生まれたもの。ちなみにスポーツの表彰式などで行われるシャンパンファイトは、1967年に開催されたル・マン24時間耐久レースで誕生したといわれていて、このときに使われたのがモエアンペリアルなんです。