特集・連載
140年以上の歴史を誇る米時計メーカー“ブローバ”のクラシックな新作
お値打ちモノgram 作り手の思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします! この記事は特集・連載「お値打ちモノgram」#115です。
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
ブローバ
クラシック オートマチック ウィルトン
クラシカルなデザインの機械式時計をリーズナブルに提供するクラシックコレクションの新作。文字盤にはオープンハート&ギョーシェ彫り(凹凸の柄加工)が施されている。自動巻き。パワーリザーブ60時間。SSケース&ベルト。径42mm。10気圧防水。6万3000円。
華美とは違う高級感、時計好きなら感じられる品。これぞクラスを超えた一本
最近腕時計に興味が出始めたという人は、きっとスルーしちゃってるかも!? 1800年代にアメリカで歴史をスタートし、現在はシチズングループにあるブローバは、そんなわけでわかりやすい派手さはありません。
反面、クォーツの隆盛前には世界初の音叉時計を発表したり、2010年にはクォーツなのにツツーッと滑らかに秒針が運針するスイープ運針のコレクションをリリースしたり。技術と向き合ったギア然とした時計ブランドなんです。
だからこそ、文字盤からムーブメントの機構がチラッと覗ける本作のオープンハートがハマります。またプルシアンブルーの文字盤にローマン・インデックスと、品のよさも◎。
60時間パワーリザーブという実用的なスペックを備え、6万円台のお値打ち価格で浸れる機械式時計、マイファーストオートマチックを狙うにはうってつけでしょう。
プライスカテゴリーを超越した一本として、このブローバは自信を持ってオススメします!
♯ブローバとは?
派手さはないものの軽~く140年以上の歴史を持つアメリカ生まれの時計メーカー。技術開発に優れ、宝飾品好きからではなく時計好きに評価される傾向にあるブランドだ。つまりは通好み。
♯手の込んだ細部のデザイン
7時位置にはオープンハートが
7時位置には、オープンハートと呼ばれる開口のあしらいが。ムーブメントの動き(鼓動)がいつでも楽しめる。同様にケース裏も内部機構を眺められるシースルーバック仕様。電池を用いない、機械式時計だからこそのセクシーさを堪能すべし。
ケース裏はシースルーバック仕様
♯他にもあるクラシックコレクション


こちらは型押しのカーフレザーベルトを採用した同スペックのモデル。シックで男らしい黒文字盤、ネイビーとの対比がただただ美しいシルバー文字盤の2種。各5万3000円。
♯オンオフ兼用 ♯オープンハート ♯クラシカル
(問)ブローバ相談室
☎ 0570-03-1390
https://intl.bulova.com/
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年5月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介