特集・連載
欧州の日用品カタログ AtoZ 【C】Cafe Use
フランス製カフェユース小物さえあれば食卓が一変します
ヨーロッパの日用品カタログ A to Z 歴史と伝統に裏打ちされたヨーロッパのブランドには、語れるストーリーがあります。それは何も高級品だけじゃなくて、街のスーパーマーケットで買えるような日用品にも当てはまること。とかく“欧米”と一括りに考えがちだけど、無骨なアメリカものとはまた違う、ハイセンスで洗練されたデザインはヨーロッパならでは。「これ知ってる?」なんてさりげなく自慢できる、へぇ~な薀蓄もいっぱい盛り込みましたのでご一読を! この記事は特集・連載「ヨーロッパの日用品カタログ A to Z」#05です。
オープンカフェで優雅にお茶や食事。そんなフランスのようなお洒落なテーブルを自宅で手軽に実現できる、カフェ御用達のアイテムをセレクト。料理は頑張らなくても、パンとチーズとワインだけでも気分出ます!
お洒落なのに割れにくい。タフな強化ガラス製
DURALEX
デュラレックスのピカルディ
食器洗浄機も電子レンジもOK。落としたりしても割れにくいタフなグラスは、1939年に世界初の強化ガラス製タンブラーとして誕生。
定番のピカルディには、レトロなアンバーや清涼感あるマリンカラーなど洒落たカラバリも。250㏄。各450円(マインドアート)
じつは自動車よりも歴史が長いって知ってた?
PEUGEOT
プジョーのペッパーミル
代々粉挽き業を営んできたプジョー家が、1810年に製粉所を製鋼所に鞍替えするとコーヒーミル、ペッパーミルと立て続けに開発。と聞けば、6段階に挽き分けられるペッパーミルの性能にも納得。
手前:H13cm、5000円。奥:H18cm、6000円(以上、日本橋木屋)
ミツバチマークが目印のプロ御用達カトラリー
Jean Dubost
ジャン・デュボのライヨールカトラリー
カフェのギャルソンがワインを開けたり、パンを切ったりするソムリエナイフで有名なジャン・デュボは、1920年に刃物の町・ティエールで誕生。
その高品質を普段使いに落とし込んだカトラリーは、ポップなカラーと種類の豊富さが魅力。1000円~(ザッカワークス)
焼きたてパンの蒸気を逃がす機能の美
Roger Orfevre
ロジャー・オルフェーヴルのプレート
ナイフや食器などのキッチン用品を1924年より手掛ける工場謹製。
フランスの食堂や家庭の定番となっているステンレス製のブレッドバスケットは、焼きたてのパンやフレンチフライの蒸気を逃がす構造と軽さで人気。W24.5×H4.5×D1cm。2000円(ビームス 銀座)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年3月号の記事を再構成]
写真/木村武司(BASK) 文/間中美希子 礒村真介 押条良太(押条事務所) 桐田政隆 スタイリング/遠藤慎也