次は“定番バッグ”の30年分の歴史を、当時のビギン誌面とあわせてサクッと振り返ってみましょう! 最新~過去のトレンドまでおさえておけば、トレンドがいかに移ろいやすいか、よーくわかっていただけるはずです。
1990~
「本革ブリーフ」
2017年10月号
レザーブリーフを男のギアと提唱
1991年3月号「鞄を見ればその人のセンスがわかる」、「男らしさを強調する道具(ギア)だ」と提唱し、白羽の矢を立てたのはオールレザーの本格派ブリーフ。
例えば誌面にあるのは英国最高峰の鞄メーカー、タナー・クロールでお値段は当時で約15万円! バブル景気の世相も感じられますね~。ただ革の質、縫製、金具まで抜かりない一生モンなら元はとれる。この頃から一生モノのコスパに着目してました。
2000~
「全員男持ち」
2007年2月号
BB100で唯一の連覇を果たしたダニボブ現象
鞄の枠を超え、2000年代きってのトレンドだったダニエル&ボブ。ビギン的年間MVPを決定するBB100では、’05、’06年と唯一第1位を連覇したブランドです。
ちなみにビギン掲載アイテムはすべて完売。売り場に走って買いに来るお客さんにスタッフ仰天、なんて逸話も(笑)。みんな始めた、肩に引っ掛けて持つ男持ちスタイルは、ダニボブならではのデザインと作りがあってこそでしたね。
2010~
「背負 えるトート」
2016年10月号
トート×デイパの2way鞄はオンオフ兼用できる最高の相棒
トート×デイパの2way鞄はオンオフ兼用できる最高の相棒2010年代に入ってからの一大トレンドといえば、今もなお人気継続中のショエルトート。ビギンが命名、ざっくりいうとトート×デイパの2wayで使えるタテ型トートです。
自転車に乗るときなどはデイパのように背負えて、きちんと見せたいときはトートで手持ちと、色次第ではビジネスユースにも対応。今どきのオンオフ2wayトレンドを加速させた、陰の功労者といってもいいでしょう。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。