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ビール愛ヘアメイクsachiさんも ほろ酔い感動!?

秋に美味しいビールをより美味しくするビアグラス。左/リビーの「ジャイアント マルチ ファンクション」800円。右/同「エンバシー ラウンド」700円。以上(問)FUJIEI TEL.03-3723-6525

真夏に汗だくのまま喉に流し込む一杯のビール。プハー、たまんね~。ハイハイ、それも確かにビールの醍醐味ですよね。でも、じつは秋こそビールの旬だってご存じでした? スッキリ系から濃厚コク味までビールの味もいろいろ。そんな多彩なビールの美味しさを存分に引き出すのがビアグラス。そうなんです。ビールの個性と相性のよいビアグラスの形があるんです! いろんな味のビールとさまざまな形のビアグラスを持ち寄って、みんなで飲み比べてみるのも一興。そんなしっとりしたイベントなら、女子も興味を持ってくれるかも!? ほろ酔い女子の頬もメッチャ綺麗に紅葉するビールの秋来る! ですよ♪

じつは秋こそビールの旬なんです!

秋こそビールの旬……。マジかよ~と思うかもしれませんけど、これが本当なんです。ポイントはホップの収穫時期! というわけで、ビールのCMでもよく耳にするこのホップ、何かといえば大麦麦芽、水、酵母と並ぶ、ビールの主原料のひとつ。

アサ科のつる性植物で、収穫時期になると長く伸びたつると葉の間に、球状の「毬花」と呼ばれる花のような実のようなものをつけます。この毬花を原料に加えることで、ビールにあのスッキリとした苦みや独特の華やかな香りが生まれるというわけです。

国内で使われるホップのほとんどは、欧州などから輸入した外国産ですが、日本でも北海道や東北地方など一部地域で栽培が行われているんだとか。で、このホップの収穫シーズンが、7月下旬から8月中旬頃まで。ビールは仕込みから瓶詰めまでにおよそ1か月ほどを要します。つまり、その年に収穫されたホップを使ったビールが、初秋から晩秋にかけて飲み頃になるというわけなんです!

まずはビールの種類を学ぼう!

ビールとグラスのベストペアリングを知るには、まずビールの種類を理解しておかなくちゃいけません。分類の仕方によっては100種類近くに分けられるビールですが、ここでは最も基本となる発酵の違いによる分類をご紹介します。

ビールは発酵の違いによって上面発酵、下面発酵、自然発酵の3種類に分けられます。このうち自然発酵のビールは世界的にも稀で、ベルギーのランビックほか、数えるほどしか造られていません。つまり私たちが普段口にしているのは、上面発酵か下面発酵、どちらかのビールということになります。

上面発酵は古くから伝わるビールの造り方で、発酵時に酵母が麦汁の表面に浮いてくる上面発酵酵母を使って醸造します。常温に近い温度(20℃前後)で発酵するので、発酵期間が3~5日間と短く、その後の熟成期間も2週間程度。こうして造られた上面発酵ビールを「エール」と呼びます。

下面発酵は中世以降に始まったビールの造り方で、発酵時に酵母が麦汁の下に沈んでいく下面発酵酵母を使って醸造します。低い温度(10℃前後)で発酵が始まり、発酵の進みも遅いので発酵期間は7~10日間と長め。その後の熟成期間も約1か月を要します。こうして造られた下面発酵ビールを「ラガー」と呼びます。

世界にはさまざまなビールが存在するので一概にはいえませんが、上面発酵ビール=「エール」は、芳醇な香りと豊かな味わいが特徴とされ、下面発酵ビール=「ラガー」はクリアな苦みと淡麗な味わいが特徴とされています。

ビールとグラス コレが好相性のカタチ

ここまでを大雑把にまとめると「ビールはエールとラガーに分類できる。エールは香り豊かで味にコクがある。ラガーはスッキリとした喉越しで爽やかな苦みがある」ってなことになります。どちらもその個性をできるだけ引き出したほうが、当然ながら美味しさもより増すはず。そこで注目したいのがビアグラスなんです。

基本的な考え方は、「喉越しを楽しみたいビールには、背が高く口が開いているグラスを。香りやコクを楽しみたいビールには、胴が膨らみ口がすぼまったグラスを」です。

ビールがスピーディに喉に飛び込んできたほうが喉越しは楽しめますよね。口が開いたグラスは、鼻がグラスの縁に当たらずグイッと傾けることができるし、背が高いとビールにスピードがついて喉に勢いよく飛び込んできます。

反対に、ビールがゆっくり口に入ってきたほうが香りやコクは楽しめますよね。胴の膨らんだグラスは、膨らんだ部分でビールのスピードが遅くなるため、口に入ってくるスピードもゆっくりになります。胴のカーブが大きければ大きいほど、ビールのスピードはゆっくりになります。また、口がすぼまったグラスは、香りがグラスの中に留まりやすく、飲むときもそこに鼻が入る形になるので、香りをより感じられるというわけなんです。

押さえておきたい ビアグラスの基本3コ

左が口の開いたグラス、右が口のすぼまったグラスです。真ん中はスタウト用のグラスになります。スタウトとは、いわゆる黒ビールの一種。日本では黒ビールと一括りにされがちですが、エール系のスタウトのほかに、ラガー系のシュバルツという黒ビールもあります。

どちらも原料の一部にローストした大麦麦芽を使用していますが、スタウトがどちらかといえばまったりした味わいなのに対し、シュバルツはラガー系らしい喉越しが楽しめるものもあるんです。左から、リビーの「フレアピルスナー」500円、同「エクスワイア コリンズ」400円、同「ティアドロップ ビア」600円。以上(問)FUJIEI TEL.03-3723-6525

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※価格はすべて税抜きとなります。


写真/植野 淳 文/星野勘太郎 スタイリング/佐々木 誠
取材協力/FUJIEI
参考サイト/キリンビール大学 https://www.kirin.co.jp/entertainment/daigaku/

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