特集・連載
アフリカのカラフルな色や民族柄は、インテリアにこそ映える!
アフリカ一点主義 今年の夏はマジで暑かった……けど、それ以上に今熱いのがアフリカもの! リサーチを進めてみれば、オシャレに敏感な賢者たちはすでに、服、アクセ、インテリアで投入しているじゃありませんか。こりゃ人気加速の予感がプンプン、巷を席巻するのは時間の問題!? この波に乗り遅れるのは厳禁ですよ! この記事は特集・連載「アフリカ一点主義」#05です。
鮮やかな色使いといい目を引く独創柄といい、アフリカものには個性際立ちまくりのアイテムがほんとに多い! それはなにもファッションに限ったことじゃございません。
インテリアとして、リビングのほんのわずかな空間に取り入れるだけで、自宅をショールームばりのセンスフルな空間に変えてくれるような秀作がゴロゴロ転がってるんです。
多目的に使えるクロスやオブジェ代わりにもなるウッドスツール、草や麻を原料とするバスケット等々、そのほとんどが手作業で作られているというのも特筆点。
ガラリと模様替えする必要はありません。一点投入するだけで部屋の雰囲気が見違えますよ!
たまには浮気してみてもいいんじゃない?
ビギンならペンドルトンがお決まりだけど……
バウレ族が衣類として用いているクロスは、ご覧の通りテーブルクロスとして使っても洒落感ムンムン。ペンドルトンとはまた趣の異なる優しげな表情はどんな家具にもハマるはず。
バウレ族のクロス
西アフリカ地方のクロスは、10cmほどの細幅の布を繋ぎ合わせて作るのが特徴。また深い藍色もいい感じ。どちらのクロスもW102×H140cm。各1万1000円(ギャラリーかんかん本店)
泥で染めた!?クロスもあり
西アフリカ地方は藍染め以外に泥染めも盛ん。ブラックを基調とした色合いは雄度高し。左/W110×H180cm。1万1000円。右/W90×H160cm。5200円(以上、マンゴロベ)
バウレ族とは?
儀礼のときに着用するフォーマルな衣服です。
西アフリカ・コートジボワール共和国の、主に中部に住むバウレ族。同国でもっとも人数の多い部族で、伝統的に藍染めを得意とし、手製のクロスを身にまとっているのが特徴。ファッションセンスにも長けた部族なのだ。
幾何学模様がアートフル。
真っ白な壁も見違える
ぽっかりあいたリビングの壁に飾れば、たちまち部屋全体がアートな空間に早変わり。値の張る絵画を飾るより、リーズナブルで味があるってとこも◎。
ルワンダのイミゴンゴ
ルワンダで古くから作られている伝統工芸アート。天然素材のみを使っているのも特徴で、独特の色使いと幾何学模様のコンビネーションはインパクト抜群。だから絵画のように壁掛けしてもよし。すべてW30×H30cm。各6900円(ルイズビィ)
木版に下絵を描き、その線を牛糞等で作った粘土状素材でなぞって立体的に構成。で、乾燥後に顔料で着彩し、ヤスリで磨きをかけ、数回着色を繰り返す。そんな手間をかけた、まさに工芸品なのだ。
壁にも飾れて二度オイシイ
ルワンダのバスケット
サイザル麻から繊維を抽出して美しく染め上げ、芯材のイシンギ草に巻き付けて作る伝統工芸品。豊かな色彩で壁掛けしても◎。
A・B/φ約28~32×H約9cm。各6800円。C・D/φ約18~22×H約5cm。各4500円(以上、ルイズビィ)
ルワンダ共和国とは?
バスケットの制作風景。ひとつひとつ手編みしてます。
東アフリカの赤道付近に位置するルワンダ共和国。コーヒーやお茶の産地としても知られるが、美意識の高さを生かしたアートフルな伝統工芸品も古くから得意としている。他の国にはない色柄は存在感抜群で、一点投入向き!
スタンド代わりに使うのも粋じゃない?
植物の直置きじゃ芸がないから……
観葉植物は飾るだけじゃちょっと味気ないけど、ウッドスツールの上に置くだけでググッと洒脱に。自然同士のコラボ、合わないわけないでしょ!
バミレケ族のウッドスツール
一本の丸太をくりぬいて作る、すこぶる根気のいる作業で生み出されたスツールは、年輪がしっかり見える味わい深い表情が魅力。約φ30.5×H34.5cm。7万5000円(ギャラリーかんかん本店)
バミレケ族とは?
細かい作業も手彫りです。
カメルーン西部のグラスランドに住む部族の総称。約200万人規模の大部族で、古くから一本の丸太をくりぬく“一木彫り”に長けている。彼らの作る木工品は、世界中の多くのファンを獲得している。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。