孫の代まで引き継ぎたい[100万円の腕時計]

【チューダー】100万円縛りで狙える最高のクロノグラフ。どうコーディネートする?

100万円の縛りで、未来のヴィンテージとなりうる真に価値ある時計を厳選紹介している本連載。今回は、時計好きなら1本は持っておきたいクロノグラフにフォーカス。予算100万円でデザイン、機械、そして来歴とも文句ナシのモデルが欲しいのなら、今はチューダーの「ブラックベイ クロノ」が最高の選択なのです。

チューダー ブラックベイ クロノ

時計の表裏
ソソるフェイスに高性能ムーブを搭載

クロノグラフ=ストップウォッチ機能を有する時計は、航空やモータースポーツの世界を支えてきただけに、男なら一度は憧れるジャンルでしょう。

しかし総部品数は3針時計の3倍に達し、開発にはトゥールビヨンを作るよりはるかに手間もコストもかかるといわれるほど複雑なメカゆえ、お値段は高くなりがち。時計価格の高騰が著しい今、一流ブランドのクロノグラフで100万円以下のものは数えるほどしか存在しません。

そのうち、ビギン本誌が最も狙い目と断言するのが、チューダーの「ブラックベイ クロノ」です。

チューダー ブラックベイ クロノ
チューダーの時計95万2600円(日本ロレックス / チューダー) ティーエムティーのブルゾン3万9600円(ティーエムティー ジャパン) エルゴポックのバッグ1万7600円(キヨモト NC事業部)

レトロなパンダ顔からして琴線がくすぐられますが、こちら、搭載するキャリバーMT5813がすごい! クロノグラフの名門、ブライトリングの傑作ムーブメントをベースに、チューダー独自開発の高精度調速機構を組み込んだもので、結果、非常に高い精度や耐磁性を実現し、当然、厳格な精度認定機関であるCOSCのクロノメーター認定もパスしています。

さらに見逃せないのが、防水性能の確保が難しいクロノグラフにあって、しっかり200m防水を実現しているところ。せっかく大枚叩くのなら、日常的にガンガン使えるモデルがいいですもんね。

ロレックスの姉妹ブランドという出自を備えながら、価格以上に価値ある時計を連発し、世界中に独自のファンを開拓してきたチューダー。中でも、極め付けにコスパに優れた1本なのです。

愛らしいパンダ顔で、なんと200m防水!

チューダー ブラックベイ クロノ

TUDOR[チューダー]
ブラックベイ クロノ

2012年の誕生以来、チューダーのフラッグシップに相応しく進化を重ねるとともに、積極的にラインナップを拡充してきた「ブラックベイ」コレクション。そこに2017年に追加されたのが「ブラックベイ クロノ」だ。同ブランドの1970年代クロノグラフを彷彿とさせる2つ目デザインは世の時計好きをたちまち虜にし、現在までに多くのバリエが作られたが、ビギン本誌イチオシは、パンダ顔と呼ばれる、白文字盤 × 黒目玉の本作だ。70時間パワーリザーブ。200m防水。自動巻き(Cal.MT5813)。径41mm。SSケース&ブレスレット。95万2600円(日本ロレックス / チューダー)

裏蓋もスクリューバックでムーブメントをがっちり保護

裏蓋もスクリューバックでムーブメントをがっちり保護
チューダー ブラックベイ クロノ
クロノグラフは、ストップウォッチを操作するためのプッシュボタンがある分、防水性の確保が困難となるが、ブラックベイ クロノはリューズと同じくねじ込み式とし、200mもの高い防水性能を実現。雨の日も安心だ。

時計のこなし方〜人気スタイリストが考える〜

Profile
四方章敬さん

四方章敬さん

スタイリスト

ドレスからカジュアルまで、独特のエレガンス漂うスタイリングを行う敏腕。時計にも精通!

ブラックベイは、基本デザインを1950年代の名作「オイスタープリンス サブマリーナー」に倣いつつ、1969年に導入されたアイコニックな“スノーフレーク針”を採用するなど、チューダーの歴史的ダイバーズを凝縮したようなルックスが魅力のコレクションです。

「ブラックベイ クロノ」は、そこに70年代のモータースポーツ全盛期のクロノグラフの面影まで投影した美味しいシリーズ。インダイヤルが3つではなく、よりレトロな“2つ目”タイプということもあり、ヴィンテージな雰囲気がプンプンです。

四方さんは、このデザインであれば、オン・オフ問わず、ビギン読者の好むトラッドなスタイルにぴったり馴染むと太鼓判を押します。

「ネイビーやグレーのベーシックなスーツにも合わせてもオシャレですが、クロノグラフはスポーティな雰囲気があるため、ドレス方向ならジャケパン、あるいはネイビーブレザーに軍パンを合わせるような、ちょっと崩したスタイルにも抜群に映えると思います。この際、王道のアメトラブレザーでもいいのですが、この時計は盾をモチーフにしたエンブレムなど、ほのかに英国を感じさせるディテールを備えるため、ボクなら少しブリティッシュなテイストを持つブレザーを合わせたい。またカジュアルであれば、白黒のパンダ配色を生かして全身モノトーンでまとめるとクールにキマりそうですね。もちろんTシャツ + デニムのようなシンプルな格好の引き締め役にも絶好ですよ」

ポイント①
モノトーンでクールにまとめる

モノトーンでクールにまとめる

白 × 黒のパンダ顔なので、モノトーンを意識してまとめると簡単に大人っぽくキマります。黒の上着に白のTシャツやパンツを合わせるのもアリですが、服を黒で統一し、小物で白をさりげなく取り入れる塩梅のほうが、よりクールな印象になりますよ

モノトーンでクールにまとめる
ティーエムティーのブルゾン3万9600円(ティーエムティー ジャパン) JEモーガンのTシャツ3850円(ライオンキングジャパン) ビッグ マイクのパンツ9900円(ベースメイド) エーエムビーのシューズ2万7500円(プライムビアンカ) エルゴポックのバッグ1万7600円(キヨモト NC事業部)

ポイント②
紺ブレ + 軍パンで洒脱に

紺ブレ + 軍パンで洒脱に

ヴィンテージ感あるデザインは、トラッドなブレザーと抜群の相性。仕事ならタイドアップがおすすめですが、休日は鹿の子のポロや軍パンなどを合わせてドレスダウンすると、クロノグラフのスポーティさと響き合い、とても洒脱な雰囲気です

紺ブレ + 軍パンで洒脱に
ブリティッシュ メイドのジャケット7万4800円(ブリティッシュ メイド 青山本店) エドウインのポロシャツ7700円(エドウイン・カスタマーサービス) ハンド ルームのパンツ3万9600円(バウ インク) クロケット&ジョーンズのシューズ10万4500円(グリフィンインターナショナル)

 
※表示価格は税込み


[ビギン2026年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

facebook facebook WEAR_ロゴ